出版社内容情報
最初の1行は全員同じ!
殺害方法は自由自在
累計140万部突破! 宝島社の大人気ショートショートシリーズ最新刊。
「人を殺してしまった」の書き出しから始まる物語を“チーム・バチスタ”海堂尊、“さよならドビュッシー”中山七里ほか『このミス』大賞作家が全作書き下ろし! ゾクッとするどんでん返しから意味が分かると怖い話まで超ショートストーリーを25作品収録。
【執筆陣】※五十音順
秋尾秋/浅瀬明/上田春雨/歌田年/岡崎琢磨/おぎぬまX/海堂尊/伽古屋圭市/柏木伸介/貴戸湊太/桐山徹也/くろきすがや/小西マサテル/佐藤青南/志駕晃/新藤元気/高野結史/塔山郁/中山七里/柊サナカ/降田天/堀内公太郎/三日市零/美原さつき/宮ヶ瀬水
内容説明
殺人容疑で起訴されたロボットの運命とは?(中山七里「被告人R365」)酔っ払いがバーでこぼす独り言は戯言か、それとも…。(佐藤青南「贖罪のカクテル」)締切が迫っている作家が生成AIに懸ける。(三日市零「生成AIは人気作家の夢を見るか?」)人を殺してしまったので、相談させてください。(降田天「お悩み相談ラジオ」)“人を殺してしまった”の書き出しから始まる物語を25名の作家が書き下ろし!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
70
『人を殺してしまった』の1行から始まるショートショート。ゾクリとしたり、ドキッとしたり、おーっとなったり。のっけの中山さんは、ロボット裁判という斬新な切り口。佐藤さんはどんでん返しがお見事。小西さんも意外な結末に唸る。柊さんは異色の作品。クリミア戦争を描く。タイトルが絶妙なのはくろきさん。グロテスクな美原さん、驚きのラストまで上手いですね。面白いキャスティングの志駕さん。何故、麻雀?ラスト1行に笑った。そして降田さん。〆に相応しい捻りが効いていて、一番面白かった。隙間時間に読めて粒ぞろいの1冊です。2024/11/01
あっか
42
新刊。面白かったー!本当に「人を殺してしまった。」という書き出しから始まっている、全25編のショートショート全て書き下ろしという豪華な1冊!同じ書き出しなのにこんなにも色や話が生まれるのか!と、違う意味でも楽しみと驚きがあります。ネタの方向性かぶり?もほぼなし。どれもとても面白く読んだけど、最終話の降田天さんの作品には唸らされたなあ(途中から何となく仕掛けが分かってくるけど)。2024/09/08
坂城 弥生
39
後味の悪い物語もあったけど面白かった。2024/12/22
シオン
10
「人を殺してしまった」この1文から始まる25人の作家のショートストーリー。サクッと読めて面白かった。2025/03/01
栗山いなり
10
『人を殺してしまった』の書き出しから始まる25の物語を収録した宝島社文庫名物ショートショート集。全部が書き下ろしなのでまず安心した(こんなんで安心するのもどうかと思うが)。こういう分野はこの会社得意分野なせいか妙にキレキレだった気がする2024/10/12