出版社内容情報
時が経つにつれ、差別的表現など、いままでOKとされていたものがNGになったり、作者の許諾が十分でなかったために、様々なものが発禁や放送禁止になったりしています。本書は、2016年10月に発売した単行本『実話! 「発禁&放送禁止」タブーの全真相』の文庫版です。いったい何が不適切とされ、NGになったのか。新ネタも入れて、封印された作品の全貌を明らかにします。
内容説明
なぜこの世に封印作品が多いのか、本書のまえがきより引用すると、「子供は、とても残酷であり、差別的であり、欲望に忠実な存在といっていい。そんな子供たちのためにつくられた日本の漫画やアニメは、当然、残酷で差別的で欲望的となる。それゆえに『封印』される作品も多いのは、ある意味、当たり前なのだ」。このことは映画にもドラマにも当てはまる。大人も欲望に忠実だ。そんな人々の欲望に忠実であるがゆえに封印されてしまった作品を紹介しよう。
目次
第1章 テレビドラマ「闇」の正体(『太陽にほえろ!』放送禁止はマニア泣かせの謎だらけ!;山下清が富士登山中に死す 『裸の大将放浪記』幻の最終回 ほか)
第2章 アニメ「タブー」の真相(最終回前に制作会社社長が失踪!葬られた日テレ版『ドラえもん』;差別用語で欠番となった『妖怪人間ベム』の“せむし男” ほか)
第3章 漫画「発禁」事件(『サザエさん』抹消された 食人族に襲われる「番外編」;最強著作権チームが封じた!パロディ4コマ『サザエさま』 ほか)
第4章 映画「封印」のナゾ(テロリスト賛美が問題に!?『日本暗殺秘録』の永き封印;異形が蠢き、差別が飛び交う幻の怪作『恐怖奇形人間』 ほか)
第5章 特撮「放送禁止」の真実(『怪奇大作戦』のトラウマ必至 不条理すぎる「狂気」の第24話;『超人バロム・1』放送打ち切り 真の黒幕は共産党だった!? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
辻本 敏久
キュー