フィクションのエル・ドラード<br> 別れ

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フィクションのエル・ドラード
別れ

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784891769536
  • NDC分類 963
  • Cコード C0397

内容説明

田舎町のホテルにひとりの男がやって来た。無愛想な人柄…若い娘との待ち合わせ…妻子の来訪…町人たちは噂し、疑り深い語り手は男の背景にひとつの物語を紡いでいくのだが…語り手の視点から言葉巧みに読み手を作品世界へと誘い、作者自らこの作品を偏愛した秀逸な中編。表題作のほか、モンテビデオで起きた実話を憎愛と復讐の物語へと変貌させた「この恐ろしい地獄」。婚礼というオブセッションに取り憑かれた狂女を幻想的に描いた「失われた花嫁」の傑作短編を収録。

著者等紹介

オネッティ,フアン・カルロス[オネッティ,フアンカルロス] [Onetti,Juan Carlos]
1909年、ウルグアイの首都モンテビデオに生まれる。中等教育すら終えることなく、文学と縁遠い職を転々としながら創作を始める。1930年、初めての結婚を機にブエノスアイレスに移り、1939年に中編小説『井戸』を発表。同年、ウルグアイの有力新聞『マルチャ』の編集に加わり、1941年にはロイターに職を得る。1950年代半ばまでブエノスアイレスとモンテビデオを往復しながら、作品を執筆。1961年に発表した『造船所』の成功によって「ラテンアメリカ文学のブーム」に合流する。1975年、マドリッドに亡命。1980年、セルバンテス賞受賞。1994年に没する

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部准教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

15
淡々と落ち着いた筆致で内容的にも非常に地味なんだけど、心地よく文章に身を委ねることができてそれでいて奥が深い印象。こういう小説がもっと読みたいものです。2013/11/14

刳森伸一

6
オネッティの中短篇を3作集めた作品集。いずれもオネッティらしい難解さがつきまとうが、作品のレベルは高い。特に噂話と憶測によって作られた「世界」が瓦解して意外な真実が浮かび上がる表題作は胸に迫るものがある。2021/05/05

hideko

4
詩的で美しい文章が切ない。 難解でもあった。2014/01/14

ときのき

3
面白かった。しかし「別れ」は信頼できない語り手もの、ではない気が。語り手が単に勘違いしているだけだしなあ。ありもしない情景を想像で補完しようとする描写が多いから、そのように捉えても印象としては全く間違いではない気もするものの。 文章が行ったり来たりするのでわかりにくいところがあるものの、筋立て自体は比較シンプルだったなと。2014/01/16

虹の蛇

1
病の男と家族との別れを第三者の視点から淡々と描いた短編。もうひとつの短編は許婚と別れて気がふれた娘とそれを遠巻きに見守る街の人々の話。2013/12/25

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