出版社内容情報
AIが人智を超えるシンギュラリティは、2025年といわれています。生成AIとチャットGPTの普及がその予測の現実味を高めています。本書は、科学的視点ではなく、社会情勢の見聞を通して、より的確に未来を予測します。本当にAIは人智を超えるのか。その時、世界の政治や軍事はどうなるのか。
内容説明
AIと人間の未来は決してバラ色ではない。人間の智恵をAIが起えることはないが、それはあくまで人間が持つ本来の霊性を発揮したときだけだ。人間がAIの奴隷になってしまったら、そこには暗黒の世界が広がる。
目次
プロローグ AI(人工知能)が人間の智恵を超える可能性は薄い
第1章 世界はフェイクに蔽われている
第2章 AIは量子コンピュータ、スパコン並みとなるが、血も涙もなく任〓は通じない
第3章 AIは私たちの生活をどう変えるのか?
第4章 霊性、霊感とはなにか
第5章 日本の霊域
第6章 ガラパゴスで考えたこと
エピローグ AIには喜怒哀楽がない。情緒は理解できない
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
1946(昭和21)年、金沢市生まれ。早稲田大学英文科中退。『日本学生新聞』編集長などを経て『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇へ。以後、作家、評論家。中国問題、国際関係、経済から古代史まで幅広く論じる。現地調査を踏まえた現実的な評論には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tamami
55
AI…当節流行!のテーマであるが、本書では各国各企業で開発競争が激化している現状を述べるとともに、近未来、AIが私たちの生活にどのような影響を与えるか、様々な方面から予測している。AIが将来意識を持つか否か、霊性、霊感とは?、縄文遺跡を巡る旅、ガラパゴス訪問等々、著者の関心は止まる所を知らないかのように広がり、最終的に「AIは人間の霊的な精神の営為を超えることはない」と結論づける。AI技術に一直線に突き進むよりも、歴史や自然界を巡るなど、視野を広くして取り組むことの大切さを言わんとしているかのようである。2024/07/07
くらーく
2
生成AIは意識を持つのか?って帯にあるけど、この帯を見て買う人が本書の対象なのだろうな。図書館には帯が付いていないのと、宮崎哲弥氏と勘違いして借りた本。 生成AIに意識なんかある訳ないと思っている自分からすると、とんでも本だわ。別に縄文遺跡なんか出す必要ある?2024/12/21
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