宝島社新書<br> 「頭がいい」に騙されるな

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宝島社新書
「頭がいい」に騙されるな

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299054548
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本のGDP値はドイツに抜かれ4位に--。これに限らず、近年の日本の「凋落」はとどまるところを知らない。そして政権与党の裏金問題が噴出した政治も、官僚の意見を垂れ流すだけのメディアも旧態依然で、まったくアップデートされていないのではないか。天才を殺し、国民を地獄に突き落とし、自己保身しか考えていない「秀才エリート」たちの大罪を告発! そして「本当に頭がいい」とはどんな人たちなのか--。池田清彦氏が忖度なしに語り尽くす。

内容説明

日本の「凋落」が止まらない―。かつて経済大国と呼ばれた時代の面影は消え失せ、政治もメディアもこの30年間、まったくアップデートされていない日本。この国を主導してきた「偏差値エリート」たちは、危機的状況をよくするどころか、悪化させているようにしか見えない。なぜ「頭のいい」人たちは、この国を救えないのか。彼らの生態と日本に巣くう「偏差値至上主義」という病理を詳らかにする。

目次

第1章 誰も言わない日本凋落の真実(なぜ日本からGAFAMが生まれないのか;米国のネット企業が世界を席巻した裏事情 ほか)
第2章 目先の利益しか頭にない人々(竹中・小泉「構造改革」の悪影響;「コンサル」が東大生の人気就職先に ほか)
第3章 天才を殺すニッポン(「実力」でお金を稼いでいる人間を批判する;日本にいてもしょうがない ほか)
第4章 本当に「頭がいい」とはどういうことか?(AIに価値を奪われる受験秀才;「中央値」の答えに価値はない ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

103
最近、暴発気味の池田先生だが、本書は比較的穏やかな印象。日本の凋落は、この国を主導する「偏差値エリート」が自分の利益だけを考え、国や社会をよくしようという意志がないことだと言う(「プーチンや金正恩は自分の国をどうしたらいいかを真剣に考えている」という比較例が適切とは思わないけれど…)。一方、中村修二氏/本庶佑先生/金子勇氏/宮沢孝幸先生などを例として、異才を殺そうとする日本社会にも警鐘を鳴らす。「共感を求めることが排除の論理に繋がる」「人生に生きる意味なんかない」など、池田先生独特のシニカルな見解も健在。2024/05/31

まゆまゆ

14
日本人が考える「頭がいい人」の定義が根本的に間違っていることを語る内容。前例踏襲で政府が発表することを疑うことを許さない社会になったのは学校教育の賜物?一度失敗したらやり直せない官僚的システムが一般企業にも浸透し、出る杭が打たれる状況では、うまく立ち回る人だけが自分の懐を温め、先のことなど真剣に考えることもない。2024/09/24

まさにい

6
国を運営していく過程で実務は必要なので、官僚は必要だ。ただ、風通しをよくしないと国は亡びる。そこで、民主主義の中で、官僚をコントロールする政治家が責任をとる気概が無いとマズイのですねぇ。ところがそんな政治家が出てこない。政治家を選ぶのは、国民なのだが、国民の民度が低い。その一端には、マスコミの揚げ足取りのような報道が……。じゃあ、どうすればいいのかなぁ。結局、子供のころからの教育に尽きるのだけれども、自由とはなにか、寛容とは何か等、本質的な疑問を(世の中には一つの答えが無いことが多いこと)教えないとね。2024/07/21

華形 満

5
高学歴な人物が国家レベルでのイノベーションを起こせるか?というと、残念ながら我が国では絶望的に不可能であろう。高学歴を享受出来る人種というのは経済力というハードルも勿論なのだが、本書での主張の肝である「如何に政府が監督する」教育指針に従順な回答を出せる人物のみが、彼等の意向に合致して合格して行くシステムに巧く乗れた人物達が「頭のいい人」として認知される現状が変革されない以上、このまま沈下していくばかりであろう。極論であるが案外、極道の人達の方が実力主義で生き延びているのではないかとすら思える。2024/06/26

Asakura Arata

5
日本の一番あっている存続方法は、やはり鎖国なのかなあと思ってしまうな。世界からどんどん取り残されていくだろうけど。2024/05/20

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