出版社内容情報
日本のGDP値はドイツに抜かれ4位に--。これに限らず、近年の日本の「凋落」はとどまるところを知らない。そして政権与党の裏金問題が噴出した政治も、官僚の意見を垂れ流すだけのメディアも旧態依然で、まったくアップデートされていないのではないか。天才を殺し、国民を地獄に突き落とし、自己保身しか考えていない「秀才エリート」たちの大罪を告発! そして「本当に頭がいい」とはどんな人たちなのか--。池田清彦氏が忖度なしに語り尽くす。
内容説明
日本の「凋落」が止まらない―。かつて経済大国と呼ばれた時代の面影は消え失せ、政治もメディアもこの30年間、まったくアップデートされていない日本。この国を主導してきた「偏差値エリート」たちは、危機的状況をよくするどころか、悪化させているようにしか見えない。なぜ「頭のいい」人たちは、この国を救えないのか。彼らの生態と日本に巣くう「偏差値至上主義」という病理を詳らかにする。
目次
第1章 誰も言わない日本凋落の真実(なぜ日本からGAFAMが生まれないのか;米国のネット企業が世界を席巻した裏事情 ほか)
第2章 目先の利益しか頭にない人々(竹中・小泉「構造改革」の悪影響;「コンサル」が東大生の人気就職先に ほか)
第3章 天才を殺すニッポン(「実力」でお金を稼いでいる人間を批判する;日本にいてもしょうがない ほか)
第4章 本当に「頭がいい」とはどういうことか?(AIに価値を奪われる受験秀才;「中央値」の答えに価値はない ほか)
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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