出版社内容情報
岸田政権は2024年秋にも現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化すると公表しています。便利になるという声もある一方、「マイナ保険証」はさまざまな混乱の要素を孕んでいます。さらに、マイナンバーカードそのものについては、トラブルが起きかねない問題点がさらにたくさんあります。「年更新で役所での手続きが煩雑」「東京都など大都市圏以外ではコンビニで戸籍謄本が取れない」「他人でも本人だと認証してしまう顔認証の低さ」「古いシステムで確定申告のe-TAXができなくなる恐れ」などマイナカードの問題点を露わにします。
内容説明
岸田政権は現行の健康保険証を廃止し、マイナカードと一体化すると発表。任意のカードを事実上の強制にするだけでなく、日本の医療、介護を大混乱に巻き込もうとしている。どこが便利かわからないマイナカードに、なぜ膨大な税金をつぎ込んで執着するのか。本書では「他人でも本人だと認証してしまう顔認証の精度の低さ」「マイナポータルの情報が漏れた場合は自己責任」といったマイナカードの弱点と、政府の勘違いな野望をあぶり出す。
目次
第1章 危険だらけの「マイナカード」
第2章 「泥縄式」「場当たり的」で、医療現場は大混乱
第3章 そもそも「マイナンバー制度」って何?
第4章 知らないと怖い、改正マイナンバー法
第5章 政府の「DX」は、なぜポンコツなのか
第6章 なぜ日本はデジタル戦争で敗北するのか
最終章 このままでは日本の医療が崩壊する
著者等紹介
荻原博子[オギワラヒロコ]
1954年、長野県生まれ。経済ジャーナリスト。大学卒業後、経済事務所勤務を経てフリーの経済ジャーナリストとして独立。家計経済のパイオニアにして第一人者。テレビ、新聞、雑誌でレギュラーや連載を多数持ち、生活者の視点から、難しい経済と複雑なお金の仕組みをわかりやすく解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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