宝島社新書
新解釈親鸞と歎異抄

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299042781
  • NDC分類 188.72
  • Cコード C0215

出版社内容情報

仏教界で確たる人気を誇る親鸞は、5月に生誕850周年を迎えます。浄土真宗の宗祖といわれていますが、本当に実在したのかどうかも含め、いまだ謎の多い人物です。また、親鸞の弟子が記した鎌倉時代の仏教書『歎異抄』についても、近年、偽書ではないかという指摘も出てきています。そのほか、「なぜ『教行信証』の執筆に打ち込んだのか」「なぜ聖徳太子を深く崇敬したのか」などを含め、本書では親鸞や『歎異抄』にまつわる謎と新解釈を綴ります。

内容説明

親鸞はいなかった―もちろん、この説は今日では否定されているが、そういう説があったほど、浄土真宗の宗祖といわれている親鸞についてはいまだ謎が多い。また、親鸞が解釈して世間に広く知らせた鎌倉時代の仏教書『歎異抄』についても、近年、偽書ではないかという指摘が出てきている。本書は「なぜ教行信証に打ち込んだのか」「なぜ聖徳太子を深く信仰したのか」などを含め、親鸞や歎異抄にまつわる5つの謎を新解釈とともに解き明かしていく。

目次

第1章 『歎異抄』には何が書かれているのか
第2章 絵伝が伝える親鸞の生涯
第3章 親鸞と恵信尼の語ったこと
第4章 親鸞の歩みとその師・法然
第5章 流罪と女犯偈の謎
第6章 親鸞晩年の「ゆらぎ」
第7章 親鸞とはいったいどういう人物だったのか

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

50
親鸞さんの姿をちょっと違って見てしまいました。 法然さんとの関係や、世間で今まで伝わってきた 姿が、虚像かもしれないということが、 なんとなく伝わってきます。 元々、歎異抄自体が、後世のモノかもと思っていた 自分としては、改めて親鸞上人の後継者たちの 教えを広める力の凄さを感じるものになりました。 と言いながら今年は、上人ご誕生850年 今週に手を合わせに行きたいと思います2023/05/22

ホシ

18
この人の本はあまり好きじゃないので流し読み。正直に言って本書が本年最後の1冊になってしまい残念。親鸞聖人の生涯に関しては史料がほぼない。聖人は法然上人晩年の弟子であり、しかも門弟たちとあまり仲が良くなかったらしく、そういうこともあって法然門下側からの史料もない。要するに分からない事だらけ。しかも人の思想というものは生涯の間で変化します。だから、ああだこうだ色々な解釈が可能なわけであって「新解釈」と銘打ってもあまり意味がない。故に面白くなかったです。絵伝成立の経緯とかは勉強になるかな。2023/12/31

白いワンコ

10
実像が「よくわからない」親鸞を可能な限り検証するも、結論はやはり「よくわからない」。本書でゆらぎと表現される矛盾は後進により平らにならされるが、検証で僅か垣間みえる親鸞の姿はかなり意外なものだった。蛇足ながら、『歎異抄』の内容ついて多く触れる内容ではありませんのでご注意を2023/06/19

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/3d830ca4-bbfa-4b4e-ac56-f58ce5afc3c72025/06/19

ひでまろ

1
★★2024/01/18

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