宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ<br> 「白い巨塔」の誘拐

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宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
「白い巨塔」の誘拐

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299036018
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ヤクザ未満の最強バディが、今度は探偵に! 医療法人理事長の誘拐と公園の白骨死体――。
衝撃のコンゲームをあなたは見破ることができるか!?

第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『甘美なる誘拐』でデビューした著者による受賞後最新作です。
探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。
しかし、二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から白骨死体が見つかった。
一方、医療法人理事長の三代木は、重要な理事会が迫っているなか、何者かに誘拐される――。それぞれの思惑が交差したとき、衝撃の結末が待ち受ける!


<衝撃の誘拐ミステリーに驚きの声、続々!>

絶妙なテンポに極上のスキル。突き抜ける痛快さがクセになる!
――内田 剛(本屋大賞実行委員会 理事)

また誘拐か。よし、今度こそ騙されないぞ……と思ったのに!
――大森 望(翻訳家・書評家)

“計画”の真相に瞠目。あれもこれも、そこに繋がるとは!?
――宇田川拓也(ときわ書房本店)

登場人物の誰が誰を騙しているのか――この構図、意外にして痛快!
――千街晶之(ミステリー評論家)

得意分野は誘拐…? 愉快で策士な探偵コンビにまた騙された!
――瀧井朝世(ライター)

前代未聞の誘拐劇を軸に、あれもこれもが繋がっていく終盤の喜悦に悶絶!
――村上貴史(書評家)

内容説明

探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から白骨死体が見つかった。一方、医療法人理事長の三代木は重要な理事会が迫っているなか、何者かに誘拐される―。それぞれの思惑が交差したとき、衝撃の結末が待ち受ける!

著者等紹介

平居紀一[ヒライキイチ]
1982年、東京都生まれ。岐阜大学医学部卒業。現役医師。第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『甘美なる誘拐』(宝島社文庫)で2021年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

87
前作の「甘美なる誘拐」に続く2作目。誘拐好きやなぁ、この作家さん。ヤクザの下っ端で探偵社の2人の男たちの元に女子大生が仕事の依頼に訪れる。調査を始めた場所から白骨死体を発見。ドクロ沼と呼ばれるその場所はホラー伝説がありユーチューバーの格好の場所。一方では大病院の理事長が誘拐される事件が。ストーリーは2つの事件を交互に展開、探偵社の2人もいつの間にか関わってくることに。一見、何ら関係のない2つの事件の繋がる様を楽しみに頁をめくる。なるほど、そうなのね。白い巨塔の中も黒く渦巻いてるのね。次作はどんな誘拐劇?2022/11/20

えみ

60
どこまで騙してくれる?心地よく弄んでくれる快感を期待しつつこの小説を読み始める。騙されるだろうと思いながら騙される…追い込まれながら追い込んでいる、そんな予想の上をいく展開を繰り広げてくれた前作『甘美なる誘拐』同様、今回も最高にナイスな誘拐劇だった。誘拐するはずのターゲットが既に行方不明!?探偵社で働くやくざの下っ端、真二と悠人が今回巻き込まれたのは、全く様相の違う2つの事件。殺人事件と誘拐事件、2つの点を追い、線を辿り、立ち止まり振り返って見えた面。そこに浮かび上がってきた事件の背景とそのシナリオとは。2023/01/21

よっち

42
探偵社で働くことになったヤクザの下っ端、真二と悠人。そんな彼らのもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる第二弾。二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から見つかった白骨死体。一方、重要な理事会が迫っている中、何者かに誘拐される医療法人理事長の三代木。探偵仕事と巨大病院での権力闘争という二つのストーリーを並行して進める中で、それらが絶妙なバランスで絡み合うことで少しずつ見えてくる構図、一気に繋がってゆく終盤の展開とその結末は上手かったですね。2022/12/08

うまる

40
続編。また誘拐ものなのに驚きました。帯の大森さんと同じく、今回は騙されないぞ!と思ったのに…。 前作より早い段階で誘拐が動くし、相変わらず下っ端コンビパートが楽しいので、テンポ良く読めました。それぞれの繋がりがサッパリわからないまま最終章に突入したけど、気付いたら納得の収束と、よりよい結末を迎えていてポカーン。なんかマジックみたいでした。スジ者がやってる探偵社っていうのも面白かったです。なんやかんやで、マサヨシの回でもあった気がする。 誘拐で3作目もあるのか、次回作が気になります。2022/11/11

きりん★

39
一作目が面白かったのでこちらも読んでみた。(前作読んでなくても読めます!)チンピラから少し昇格し、探偵をやり始めた2人に依頼された仕事と、兄貴分より依頼された誘拐。この2つがどう繋がるか?真ん中位まで長く中々進まなかったのにそこからは一気に読めた😆2人のコンビプラス、マサヨシが相変わらず暴れてくれるエンタメミステリーだった。前作の方が好みだったが、また次出たら読みたい🙋‍♀️2024/03/23

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