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タツノコプロを創った男 アニメの神様吉田竜夫の全仕事

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299035110
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本のアニメ創成期より数々のヒット作を世に出したタツノコプロ創業者のひとり、吉田竜夫が果たしてきた仕事を、画家・天野喜孝、メカニックデザイナー・大河原邦男、アニメ監督・笹川ひろし、プロダクションI.G会長 石川光久、ぴえろ創業者 布川ゆうじなど9名のタツノコプロで育った者たちの証言によって、紐解いていきます。『科学忍者隊ガッチャマン』『昆虫物語みなしごハッチ』など誰もが知る名作に隠されたドラマや込められた思いなどを満載。アニメファンのみならず、その熱きドラマに胸が熱くなる1冊です。

内容説明

アニメ界のカリスマ情熱の物語。タツノコのDNAを受け継ぐ者たちが語る天才の軌跡。

目次

1 未知の世界への新たな旅立ちと葛藤(己たちの作品を世に出すために情熱をつらぬく―“勉強”から始まった『宇宙エース』;スタッフを鼓舞し右腕に信頼される決断を重ねる―右腕が入社を決めた『宇宙エース』第1話 ほか)
2 集まった才能を束ねて行く道を示す(全員で作品をつくり上げるために全員で規律を守る―『昆虫物語みなしごハッチ』とタイムカード;「世界の子どもたちに夢を」この言葉がタツノコの道を決める―『昆虫物語みなしごハッチ』で夢を与える ほか)
3 作品に託す絵描きとしての矜持(信用した男に仕事を託す「二言はないな」―『破裏拳ポリマー』の主役は誰か?;「こうしろ」とは言わない個々の力を見極め、認める―『科学忍者隊ガッチャマン』で認められた若き才能 ほか)
4 才能集団を率いるカリスマが見すえる先(暗中模索を経て形になる そこへ走り出せる道筋をつける―7話目から走り出した『タイムボカン』;各部署の団結力を会社の力として昇華させるリーダー―『ヤッターマン』視聴率28.4%がもたらした称号 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bura

61
「吉田竜夫の全仕事」のサブタイトルが嬉しい。竜の子プロ関係の書籍は東映動画や虫プロと比べて少なく、創成期やクリエイター達の作業の内実、その全体像はよく分からなかった。しっかりと取材構成されたこの本は吉田竜夫の人間性がとても伝わってくる。「自分の作品」では無く「みんなで作った作品」という思いで会社を動かしている。あれだけの漫画家であり優れたクリエイターにして、スタッフを視る目は優しかったのだ。F.Fの天野喜孝、I.Gの石川光久、ガンダムデザインの大河原邦男等を輩出した、竜の子の本質が理解出来る一冊である。2023/01/14

yyrn

27
タツノコプロは『宇宙エース』65から始まったと知り、毎週テレビを楽しみにしていた当時を懐かしく振り返りつつ、アニメ放送黎明期の大変さを色々教えられた。そんな思い出のアニメづくりに関する裏話を期待したが、表題どおり、圧倒的画力を持って個性的な主人公を次々と生み出した男、吉田竜夫とはどういう人物だったかということを、近しい人たちの証言で浮かび上がらせる本だった。手塚治虫や石ノ森章太郎が最後まで自らペンを持ってマンガを描いていたのとは異なり、早々にマンガからアニメに舵を切って、チームでキャラクターづくりを行う⇒2023/02/26

kei-zu

16
2018年に秋葉原で開催された「ラフ∞絵」は、高田明美、大河原邦男、天野喜孝、秋本治(敬称略)の競演でした。その共通点は、タツノコプロ出身であるとのこと。 私が年少期に出会った「ガッチャマン」は、確かに時代の「オーパーツ」と言ってよいのではないか。 本書は、それを実現したタツノコプロの創業時からの冒険心と実践を紹介します。吉田竜夫の親分肌が格好良いこと!2023/03/11

Tatsuhito Matsuzaki

16
なるほど、吉田竜夫さんだから、竜の子→タツノコなんですね。 1960年代~70年代に幼少期を過ごした自分にとって、円谷プロ(ウルトラシリーズ)、石森プロ(仮面ライダーシリーズ) と並んで思い出の作品群を輩出したタツノコプロ。 今見返すと 温かみを感じる作品が多いのは、家族とチームワークで創り上げたアニメ動画に、吉田竜夫さんの熱い思いが込められていたからなんだなぁと感じました。 #マッハGoGoGo #いなかっぺ大将 #ハクション大魔王 #樫の木モック #みなしごハッチ #ガッチャマン 2023/01/31

スプリント

9
タツノコプロを創った男の熱い物語。 2023/04/16

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