出版社内容情報
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
洪水・津波・疫病など過去の災害についての伝承を調べ将来の教訓とする「災害伝承」を研究し、マスコミ露出も多い新進気鋭の民俗学者・桜咲竜司准教授。神や妖怪の名を借りた災害伝承について研究する「妖怪防災学」を確立した彼いわく、「妖怪退治とは、人為を超えた不可解な出来事を克服してきた歴史、すなわち防災の伝承でもある」。「新地名に隠された危険な旧地名」や「伝承や神話に登場する怪物の正体」などの講義や書籍が人気で、災害に関するコメンテーターも務める異色の民俗学者である。が、彼には論文盗用の疑いもあった。よく知られた「桃太郎と鬼退治」「河童と人柱」「両面宿儺(りょうめんすくな=頭部の前後両面に顔があり、手足が合わせて八本もある鬼神)の正体」の謎を解く彼の研究は、やがて、思いもよらぬ結論を導き出すこととなり……。そして論文盗用疑惑に隠された悲しい真実とは。知的興奮に満ちた歴史民俗学ミステリー。由来を解き明かされる実在の地名も多数登場します。
久真瀬 敏也[クマセ トシヤ]
著・文・その他
内容説明
洪水・津波・疫病など、過去の災害の伝承を研究する桜咲竜司准教授。「新地名に隠された危険な旧地名」や「伝承や神話に登場する怪物の正体」といった「災害伝承」に関する講義が人気の異色の民俗学者である。「桃太郎」「河童」「両面宿儺」の謎を解く彼の研究は、やがて思いもよらぬ結論を導き出すことに!そして彼の研究に隠された悲しい真実とは。
著者等紹介
久真瀬敏也[クマセトシヤ]
東京都清瀬市出身。山形大学理学部に入学後、北海道大学法学部に編入学・卒業し、新潟大学大学院実務法学研究科を修了。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『ガラッパの謎 引きこもり作家のミステリ取材ファイル』(宝島社文庫)で2020年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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