出版社内容情報
イラストでわかりやすくサクッと学べる“見るだけノート”シリーズ最新刊は、2022年の大河ドラマで注目されている、鎌倉時代と北条氏です。「そもそも鎌倉幕府を開いた源氏とはどのような一族なのか?」「その後権力者となった北条氏とは?」「鎌倉時代の支配体制はどのようなものだったのか?」「その当時の日本の姿とは?」――これまで歴史ファンにもあまりなじみがなかった鎌倉時代の政治、戦争、日本の仕組みをイラストを使って解説します。
内容説明
謎と謀略うごめく鎌倉殿の13人相関図!
目次
1 当時の社会制度や都の動静
2 北条氏と頼朝の出会いと挙兵まで
3 本格的になる平家との闘い
4 初となる武士の政権鎌倉幕府の成立
5 北条氏の権力独占と源氏将軍の断絶
6 鎌倉幕府最大の危機「承久の乱」とその後の変化
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市に生まれる。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士、静岡大学名誉教授。現在は、公益財団法人日本城郭協会理事長を務める。専門は日本中世史、特に戦国時代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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カメハメハダイオーイカ
8
今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代背景とか再確認したくて読んだ。見開き2ページで一つのネタが完結しニッチな時間でも読めるような構成は◯。習った歴史では源頼朝の作った鎌倉幕府はわずか三代で北条家に乗っ取られてしまったという記憶しかないが、北条家が執権政治を確立するまでには陰謀による壮絶な権力闘争があったことが描かれている。有力な御家人は次々と粛清し、、。北条政子は三大悪女と言われてるけどどちらかと言うと時政の後妻のりくの方がよっぽど悪女かな。、、演じてる宮沢りえの演技は秀逸やけど(笑)。2022/09/19
乱読家 護る会支持!
4
著者は大河ドラマ「軍師官兵衛」「女城主直虎」「麒麟がくる」などで時代考証をされている日本中世史の研究所。 国民に馴染みのある戦国時代、鎌倉時代と違って、謎が多い鎌倉時代について、わかりやすく書かれています。2022/07/15
Stair512754
2
今年(2022)は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で楽しませてもらいました おかげでこの頃の関係の本をよく読んだ・・・てことで、ほとんど知っている話でした が、こういう本は図書館で借りて一気に読むものではないね 購入してずっと手元に置いて、何度も読み直すのに相応しいな2022/12/30
としき
2
三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にはまっている。ドラマは頼朝が亡きあと、有力な御家人を中心とした13人の合議制になる。この13人の派閥争い、思惑絡みの権力抗争が、これから後半戦の面白いところ。作者は戦国時代史研究の第一人者。もう一度、鎌倉幕府の設立からの歴史を整理して、13人の生い立ちを含めて頭を整理するにはとても分かりやすく解説されていた。これからのドラマ展開を先読みしてしまったが、それを踏まえたうえの後半戦もますます楽しみになった。2022/07/26
櫛橋光
1
見るだけノートシリーズです。源平の合戦から宝治合戦まで。イラスト半分文章半分の構成です。「見るだけ」ですが結構な知識量です。2022/10/25