出版社内容情報
近年、城については、古地図の発見で当時の地形状況やその造りの見直し等が進み、相次いで新たな説が発表されています。江戸城の最大の防御だった堀割、出丸ではなかった大坂城の真田丸、日本最大の城だった名古屋城、飾りでしかなかった姫路城の天守などなど。日本各地の名城の真説を、古地図と地形図、写真や香川元太郎氏の詳細な城のイラストをたっぷり使い、解説します。見て愉しめる、A4の大判で保存版の一冊です。
内容説明
江戸城を守る最後の砦、幻の巨大天守曲輪発見。真田丸は大坂城の馬出か独立した城塞か。関ヶ原、西軍必勝計画玉城は秀頼の御座所?…新たな古地図の発見や、新たな発掘により、城の見方が大きく変わりつつある。琵琶湖ネットワークを城で築いた信長。流通の拠点にしようとした名古屋城。史上最大の天守台を駿府城に造った家康など。城の真の姿を、古地図とイラストで徹底解説する。
目次
第1章 信長・秀吉天下統一の城
第2章 天下泰平を演出した家康の城
第3章 天下人に翻弄された諸侯の城
第4章 幕末を彩る近代の城
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡県生まれ。静岡大学名誉教授。専門は日本中世史、特に戦国時代史。(公財)日本城郭協会理事長、静岡県地域史研究会会長を務める。国史学会、静岡古城研究会などに所属。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009年、静岡大学を定年退職
香川元太郎[カガワゲンタロウ]
1959年、愛媛県生まれ。武蔵野美術大学大学院日本画学科修了。東宝舞台(株)に就職。城のイラストが注目を集め、歴史考証イラストレーターとして独立。歴史雑誌や教科書などに多数の歴史考証イラストを描く。かくし絵・迷路制作でも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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