宝島社文庫<br> 京都伏見のあやかし甘味帖―日吉の神、賀茂の陰陽師

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宝島社文庫
京都伏見のあやかし甘味帖―日吉の神、賀茂の陰陽師

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299020680
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

累計23万部突破! 京都×和菓子×あやかしの大人気シリーズ、最新刊! 不動産屋に就職した小薄(おすすき)は、古い京町家に取り憑いている化け物の正体を解き明かしてほしい、と依頼を受ける。しぶしぶ現場へ向かうと、庭には朽ち果てた祠があった。そこから姿を見せたのは、強い怨念を持つ、女の姿をした神だった。れんげは蛇に締め上げられたような痕を首につけられ、またしても厄介事に巻き込まれてしまう。関係のありそうな日吉神社へ向かうれんげであったが、大した収穫はなし。困り果てて晴明神社を訪ねると、稀代の陰陽師・安倍晴明が、いつになく歯切れの悪い調子で、「賀茂の神社を訪ねよ」と言ってきて……。京都に遺された悲しい歴史をひもとく、恋とあやかしと甘味の不思議物語、第7弾!

内容説明

不動産屋に就職したれんげは、古い京町家に取り憑く化け物の調査を依頼される。そこには強い怨念を持つ神がいて、れんげは首に呪いをかけられてしまう。またしても厄介事に巻き込まれたれんげは、関係のありそうな日吉神社へ向かうのだが、謎は深まるばかり。その後、稀代の陰陽師・安倍晴明の助力を得て、上賀茂神社との繋がりがわかるのだが…。京都の悲しい歴史をひもとく、恋とあやかしと甘味の不思議物語、第7弾!

著者等紹介

柏てん[カシワテン]
茨城県出身。2014年、アルファポリスよりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

128
シリーズ7冊目。町家の解体工事現場にある古い祠から始まり、滋賀の日吉大社、京都上賀茂神社へ。安倍晴明も加わってなかなか壮大な物語だった。歴史の勉強にはなったけど、神様の名前がごちゃごちゃして難しい…。母が子を思う気持ちは神様も同じだな。虎太郎の甘味日記が今回も良いアクセント。就職、どうなるかな。笹屋伊織の和のアフタヌーンティーが魅力的過ぎました!2021/10/07

よっち

39
不動産屋に就職して早々に、古い京町家に取り憑いた化け物の正体の解明を依頼されたれんげ。しかし庭の朽ち果てた祠の強い怨念を持つ女の姿をした神と出会ったことで、またも厄介事に巻き込まれてゆく第七弾。なかなか解決の糸口を見いだせないれんげにいつになく歯切れの悪い調子で安倍晴明が語る賀茂の神社の存在。就職活動で難しい判断を迫られる虎太郎。れんげも今回は神様側の事情にだいぶ振り回されがちな展開でしたけど、虎太郎との関係はまだまだ恋人らしい甘い雰囲気ではなさそうですね(苦笑)そして虎太郎は就職どうするんでしょうね…?2021/10/18

ぽろん

35
今回は、超人、晴明の賀茂家との係わり方に人間味を感じ少し親近感がわいた。それにしても、ラストの和風アフタヌーンティーに俄然興味。食べたいなあ。2021/12/01

らび

31
このシリーズを読むと一体神さまの世界ってどうなんだ?家族構成とか関係性とかどこかに一覧表になってないのか?そして神さまなんだけど人間より人間らしい、人間臭いとでもいうか、日本の神は祟る。だから祀って鎮めているのであって縋りつくのではないな。こう考えると日本はつくづく神話の国なんですね~神でも子を思う気持ちは一緒です。それはホントに切ない。れんげは無事に就職きまり次は虎太郎の番です。さり気ないアドバイスが実るといいな。2021/10/06

がんも

31
シリーズ第7弾、毎回京都で神社仏閣とお酒と甘味巡りをしたくなるシリーズです、『嗷訴』という言葉を初めて知りました、結局人間は自分達の言い分を通すために神様まで利用するんだな〜 そして毎回結構身体を張って頑張るれんげ、笹屋伊織のアフタヌーンティー食べてみたい!2021/09/30

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