出版社内容情報
私たちの名前は
どのように誕生したのか
生まれたときから、当たり前のように使っている「名字」。
ほとんどの人が自分の「名字」の由来を知りませんが、実は庶民が名字を持つよう
になったのは室町時代で、
一般的に考えられている「明治維新後に適当につけられた」というのは間違いだっ
たことがわかっています。
「荒木田」「渡会(わたらい)」「安曇」など、天皇家に並ぶ歴史を誇る「姓」を
含め、本企画は古代から現代まで、名字の歴史と由来をたどります。
【監修】
森岡 浩
1961年高知県生まれ。姓氏研究家。早稲田大学政治経済学部卒業。学生時代から独
学で姓氏研究を行い、文献だけにとらわれない実証的な研究を続ける。特に現在の
名字分布をルーツ解明の一手がかりとする。著書に『なんでもわかる日本人の名字
』(朝日新聞出版)、『名字でわかる日本人の履歴書』(講談社)など。