呪術の日本史

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  • サイズ 46判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299016171
  • NDC分類 387
  • Cコード C0021

出版社内容情報

『呪術廻戦』に描かれた呪いの源流をひも解く。縄文から現代まで、呪術の起源と姿がわかる。

はじめに 『呪術廻戦』に描かれた呪いのルーツを探る

第1章 呪いの国・日本の歴史
なぜ日本は「呪いの国」なのか
日本の呪術の歴史
縄文時代 文字より先に生まれた日本の呪術
弥生時代 呪術による統治のはじまり
古墳時代前期 神話に記された呪いの原点
古墳時代後期 呪術の国家機関の誕生
ほか

第2章 『呪術廻戦』にみる日本の呪法
日本で生まれた5つの呪術系統
陰陽道系 伏黒恵の十種影法術にみる「式神」
神道・道教系 釘崎野薔薇の芻霊呪法にみる「厭魅」
密教系 五条悟の術式にみる「虚空蔵求聞持法」
道教系 家入硝子の反転術式にみる「呪禁」
神道系 狗巻棘の呪言にみる「言霊」
ほか

第3章 古典に記録された呪術師たち
なぜ日本に多くの呪術師が誕生したのか
飛鳥時代 流罪となった賀茂家のエリート・役小角と加茂憲倫
奈良時代 叛逆を画策した邪術使い・橘奈良麻呂と夏油傑
平安時代 密教系呪術の第一人者・空海と五条悟
平安時代 岩を動かした浄蔵と七海建人
平安時代 五条悟・乙骨憂太の先祖 菅原道真
平安時代 式神を操る最強陰陽師・安倍晴明と伏黒恵
ほか

第4章 新考察『呪術廻戦』の謎
『呪術廻戦』に描かれた呪いの正体
なぜ五条悟と両面宿儺は最強なのか
なぜ虎杖悠仁は「存在しない記憶」をつくれるのか
両面宿儺とは何者なのか
両面宿儺が伏黒恵を助ける理由
不死の術式を持つ天元とは何者なのか
なぜ狗巻棘の語彙は「おにぎりの具」なのか
ほか

第5章 呪霊からわかる日本の信仰
恵みと災いをもたらす八百万の神
呪霊にみる自然界の神々
漏瑚にみる山岳信仰
花御にみる巨木信仰
陀艮にみる海神信仰
呪具にみる神剣の信仰
ほか

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

内容説明

『呪術廻戦』に描かれた呪いの源流をひも解く。縄文から現代まで、呪術の起源と姿がわかる。

目次

第1章 呪いの国・日本の歴史(なぜ日本は「呪いの国」なのか;日本の呪術の歴史)
第2章 『呪術廻戦』にみる日本の呪法(日本で生まれた5つの呪術系統;陰陽道系 伏黒恵の十種影法術にみる「式神」 ほか)
第3章 古典に記録された呪術師たち(なぜ日本に多くの呪術師が誕生したのか;呪術勢力の対立の歴史 ほか)
第4章 新考察『呪術廻戦』の謎(『呪術廻戦』に描かれた呪いの正体;なぜ五条悟と両面宿儺は最強なのか ほか)
第5章 呪霊からわかる日本の信仰(恵みと災いをもたらす八百万の神;呪霊にみる自然界の神々 ほか)

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中原れい

48
加門七海さん監修が行き届いた、マンガ『呪術廻戦』副読本。単独でもけっこう読み応えがあり、字も大きく単元も短いのに時間をかけて読んでしまった。序文とあとがきを読めば言いたいことはだいたいわかるけれど、細かい考察がいちいち納得で楽しめるので。2021/04/25

Koichiro Minematsu

40
呪術の歴史は、人のベースにある欲求のかたまり2024/03/07

ミナ

12
加門さん新刊出したのね!で即ポチ。届いた帯見てこんな便乗商法しないと売れなくなったの?と心配したけど、よく見たら監修!!やられた…。呪術廻戦未読者だとかなりつまらない有名エピソードの紹介。何話目のこのセリフで…と絡めているので呪術廻戦で呪術に興味持った!というティーン向け。2021/05/12

綾乃

10
日本の呪術史に絡め、漫画「呪術廻戦」についての解説書。 「呪術廻戦」は読んでないのでよく分からない点はあったが、日本における陰陽道、神道、密教など幅広く取り上げられ、また呪術に関しても詳しく書かれた専門的な歴史書であり、「呪術廻戦」ファン向けに分かりやすく書かてれているようにも思える。2022/07/11

カイ(えり)

6
加門さんの新刊!と思ったら呪術廻戦の関連本でした。 なので読み終わってから読み始め。2021/05/08

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