出版社内容情報
あのホーキング博士と師弟関係にあったペンローズ氏が「ブラックホール」に関する研究で、ついにノーベル物理学賞を獲得。これを契機に「ブラックホール」への関心が高まっています。本書は、宇宙論の中でも、とくにブラックホールの謎を軸に、豊富なイラストで図解します。さらに、ブラックホールにまつわる基礎知識として、「相対性理論」や「量子論」についても、超基本のエッセンスをCGイラストで、初心者にもわかるようやさしく解説します。
内容説明
「ブラックホールの常識」が続々とアップデートされています。ホーキング博士と共にブラックホールの構造を明らかにしたペンローズ博士は2020年、ノーベル物理学賞を受賞。さらに銀河の中心に潜む巨大ブラックホールの撮影(2017年)、ブラックホールの衝突による重力波の検出(2015年)など、宇宙の謎は近年、ブラックホールから解明が進んでいるのです。本書は、そんなブラックホールの最新の知識について、ビジュアル満載でわかりやすく解説します。
目次
1 ブラックホールの中身は?どうやってできる?―「すべてを吸い込む」とは何を意味しているのか?(ブラックホールが真っ黒いわけ ブラックホールって要するに何なの?;ブラックホールは意外に多い!?ブラックホールはどこにある? ほか)
2 ブラックホールでは「時間が凍る」のはなぜ?―ブラックホールではなぜ時間が止まるのか?(ブラックホールに突入!1 ブラックホールに近づいていくと…?;ブラックホールに突入!2 宇宙船の中ではどう感じられる? ほか)
3 ブラックホールに寿命はあるのか?―ミクロの世界を扱う量子論からブラックホールの真相へ(量子論の超基本1 ミクロの物質の不思議な性質に迫る量子論とは?;量子論の超基本2 「粒であり波である」物質はあいまいに振る舞う ほか)
4 ブラックホールから考える宇宙の未来と人類の文明―ブラックホールが解き明かす宇宙の過去と未来(宇宙は今も広がっている 「宇宙は膨張していた」から進化した現代の宇宙論;宇宙全体の姿は?宇宙はたくさんある?宇宙は生まれ変わる? ほか)
著者等紹介
大須賀健[オオスガケン]
1973年、秋田県生まれ。筑波大学計算科学研究センター教授。北海道大学工学部応用物理学科卒業。筑波大学大学院物理学研究科修了。理学博士。日本学術振興会特別研究員(京都大学)、立教大学理学部助手、理化学研究所基礎科学特別研究員、国立天文台理論研究部助教を経て、2018年4月より現職。専門はブラックホール宇宙物理学、超巨大ブラックホール形成論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じゃんケンシロウ
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