宝島社文庫<br> 鎌倉うずまき案内所

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宝島社文庫
鎌倉うずまき案内所

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  • サイズ 文庫判/ページ数 394p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299014900
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞し、『お探し物は図書室まで』で本屋大賞にノミネートされた人気作家・青山美智子氏の最新文庫です。主婦向け雑誌の編集部で働く早坂瞬は、取材で訪れた鎌倉で、ふしぎな案内所「鎌倉うずまき案内所」に迷いこんでしまう。そこには双子のおじいさんとなぜかアンモナイトがいて……。YouTuberを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。クラスで孤立したくない中学生。気づけば40歳を過ぎてしまった売れない劇団の脚本家。ひっそりと暮らす古書店の店主。平成の始まりから終わりまでの30年を舞台に、6人の悩める人々を通して語られる、心がほぐれる6つのやさしい物語。最後まで読むと、必ず最初に戻りたくなります。

内容説明

古ぼけた時計店の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。そこには、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて…。会社を辞めたい20代男子。ユーチューバーを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。孤立したくない中学生。40歳を過ぎた売れない脚本家。ひっそりと暮らす古書店の店主。平成を6年ごとにさかのぼりながら、悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなる―。ほんの少しの奇跡の物語。

著者等紹介

青山美智子[アオヤマミチコ]
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回パレットノベル大賞(小学館)佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』(宝島社)が第1回宮崎本大賞を受賞。同作と2作目『猫のお告げは樹の下で』(宝島社)が未来屋小説大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

405
現代から過去に向かって、螺旋階段を降りていった。どんどん遡っていき振り向いてみたら、誰もが気づかない見えない糸で縁があった。世間は思ったより狭いかもしれない。昭和から平成そして令和に向けて、見えない糸を手繰り寄せれば、これまで出会った人とは、どこかに縁があったかもしれない。そして、遡るといえば、この作品、読み進めると、何度も前章を読み返す。または遡る、振り返ると言うべきか。要するにはぐれるのだ。そして、ラストの仕掛けに思わずナイスうずまき!と唸ってしまう。そんな青山美智子にもナイスうずまき!だ。2021/06/21

へくとぱすかる

354
最初に戻ってまた読みたくなる。必然的に。こういう手法があったんですね。「ココア」以来読みなれた形式だけど、「おや、前にはどんなふうに出ていたかな」と、必ず前編に戻りたくなる。今回は話が進むにつれて時代が逆行するように書かれていて、ややためらってしまったが、どんどん懐かしい時代へ変わっていくし、なにより登場人物の若い姿にふれられるので、思わずほほえんでしまいそう。「ああ、あの人が」って。それが可能なのは、やはり舞台を鎌倉という町にえらんだことにあると思う。いつか再読して、それぞれの人生をふりかえりたい。2021/10/18

bunmei

330
青山作品は、人生の岐路に立ち、悩んでいる人に、そっと後押しをして、次の一歩を踏み出すような勇気を与えてくれる。本作も、生きていけば様々な苦難もあるし、不満もあるが、そんな中で、自分の思いや見方を変われば、周りの世界観も変わり、不満も解消することに繋がることを伝えている。そして、悩みを抱えた6人の物語が、6年ごとに遡りながら、それぞれの物語の中にその6人が登場し、最初に描かれた内容との繋がりをみせて、回収されていく楽しみも味わえる。また、不思議な扉を開くファンタジーの世界観も取り入れた面白さもある。 2021/05/20

kou

325
ちょっと不思議で、心が温まる読後感。やはり、この著者の本は素晴らしい。最後の年表を見ると、ついつい最初から読み返したくなり・・・まさに、グルグルうずまき状態になってしまう(笑)。自身も所長にアドバイス貰いたいなぁ。2021/11/07

しんたろー

284
青山さん4冊目。鎌倉の街中にある異空間に紛れ込んだ6人の連作短編集…仕事に不満を抱えている雑誌編集者、息子の気持ちが見えなくなった母親、結婚に迷っている女性司書、鎌倉に修学旅行に来た女子中学生、目が出ない舞台演出家、初老の古本屋店主…チョッとした岐路に立たされ悩んでいる彼らの背中を優しく後押しする話で、素直に共感して読めた。6年間隔で遡る構成も巧みで「なるほど、この人がああなるのか!」という嬉しい発見が散りばめられ洒落ている。ユーモアとセンチメンタルが程好いバランスの人情ファンタジーとしてオススメの良作。2021/06/09

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