宝島社新書
大阪ミナミの貧困女子

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299013552
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

貧困女子シリーズ、最新刊の舞台は大阪ミナミ。そこで働く水商売の女性から、LGBT、シングルマザー、奨学金に苦しむ女子大生まで、さまざまな貧困女子が登場します。なぜ彼女たちは貧困に陥ったのか。どのような生活を送っているのか。そんな彼女らの姿を新進の女性ライターが、女子目線で描くリアルレポートです。

内容説明

大阪ミナミは歌舞伎町を超える日本最大級の繁華街。そのミナミの夜に大激変が起きている。コロナ禍に直撃されているのだ。夜の街は、貧困女子たちの最後のセーフティーネットとなっていた。しかしコロナ禍で、そのネットも危うくなっている。貧困女子たちの逃げ場が、なくなろうとしているのだ。その実情を女性ライターたちが取材する。激変するリアルな「夜の街」のレポート。

目次

第1章 ミナミの貧困女子(DVから逃れて親が離婚 貧乏でいじめられた中学時代;激変するミナミの夜 コロナでなにもかも変わった ほか)
第2章 お水の貧困女子(親が働かないから14歳から水商売;直撃!17歳のお水 172センチの美容学校生 ほか)
第3章 風俗の貧困女子(コロナになってしまったアスペルガーの風俗嬢;ホスト通いは遊びじゃない 36歳ソープ嬢 ほか)
第4章 ママたちの悲鳴(ママたちの悲鳴 もうつぶれるしかない;オーナーママ、優子さんの場合 ほか)
第5章 特別掲載(ミナミの夜に咲くトランスジェンダーの女性)

著者等紹介

村上薫[ムラカミカオル]
記者。徳島大学中退。記者の傍ら部落解放運動に取り組んでいる。他にも若者を中心とした市民運動、梅田解放区に中心メンバーとして関わる

川澄恵子[カワスミケイコ]
女性ライター。31歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

61
コロナ禍に直撃された「夜の街」ミナミで働く女性の実情に興味を持った。DVや離婚のため風俗という最低限のセーフティーネットでもがきながら、それすらコロナのため崩壊しつつある状況はあまりに苦い。某首相は「自助・共助・公助そして絆」などと能天気に唱えるが、そのすべてが実質的に機能していない現実を突きつける。ただ話の重さに反して各エピソードはインタビュー中心で、背後の掘り下げや関西風俗界の動向などを含んだ分析になっていない。いくらでも日本の現実を明るみに出せるテーマなのに、週刊誌の穴埋め記事と同レベルなのは残念。2021/06/26

to toma

5
現在、著者が宝島社に対して訴訟中の書籍。 訴訟について書かれたHPによると 著者の主張は ・著者が書いた元原稿は趣旨の異なるものに書き換えられていた。 ・本全体を通して「コロナ禍で値崩れした女性を買って応援しよう」という差別的な内容だった。中国ヘイトやトランス差別等、偏見に基づく内容も散見される。 ・女性が書いたと「はじめに」に書かれているが、半分以上男性が女性のふりをして書いたもの。 ・本の制作過程において、編集者から著者へのセクハラ・パワハラがあり、著者の一人は明らかな精神不調に陥った2023/01/12

ひっしー

5
インタビューさせてもらうのに「リンネル」渡すって失礼じゃない?なんか、好きじゃない。家庭環境が悪かった方がオモロイ、オイシイみたいな本のつくりかた気持ち悪い。2022/02/11

c1006

4
共感できませんでした。2021/06/27

yuki

3
元ミナミ、新地のホステスで今もお店の経営に関わってるものですが内容が薄すぎてこれじゃ何も伝わらないと思います。新書として出すならもっと深掘りして欲しかった。これじゃ水商売するやつはみんな家庭環境が悪くて、十分な教育を受けていないというイメージを広げるだけかと。いろんな子がいますが、それはお昼の会社も変わらないのではないでしょうか?2022/05/24

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