宝島SUGOI文庫<br> 悪漢(わる)の流儀

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宝島SUGOI文庫
悪漢(わる)の流儀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299013125
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

在日として日本に生まれ、光と影の狭間に生きる「怪人」と呼ばれた男、許永中。戦後史に残る経済事件「イトマン事件」の主人公となった著者が、自らの人生ですれ違った忘れがたき政治家、経済人、恩師、ヤクザたちとの秘話を語る。実の娘による手記「父と私」も収録。同名書籍(2020年刊行)待望の文庫化。

内容説明

戦後最大の経済事件と呼ばれた「イトマン事件」から30年。主人公である著者が、戦後裏面史と秘められた人間関係、家族を初めて語る。在日として生まれ育った若き日の記憶、政財界の要人と裏社会の住人たちとの出会い、そして事件の首謀者と目され、当局とメディアに追われ続けた「かくれんぼ」の記録。日本と朝鮮半島の架け橋たらんと奮闘し、「フィクサー」と呼ばれた男の人生哲学がここにある。実娘による手記「父と私」収録!

目次

1章 道(「覇道を往くものは王にはなれない」政治家・亀井静香との蜜月時代;「在日の天皇」と呼ばれた男の肖像 伝説の組長・柳川次郎への憧憬;「日韓のブリッジビルダーになりなさい」人生の師・太田清蔵が教えてくれたこと ほか)
2章 漢(無言ですれ違った「人生の十字路」山口組若頭・宅見勝との邂逅;「許永中さんともあろう人が…」夜の世界で学んだ男の美学;人間社会の運と縁について わが兄・生島久次の死に寄せて ほか)
3章 夢(「松井のことを頼みます」在日の英雄・大山倍達の遺言;「在日」として語る天皇陛下と皇室への畏敬 少年時代に見た行幸の記憶;故郷「大阪・中津」の情景 体内に残る「淀川」のDNA ほか)

著者等紹介

許永中[キョエイチュウ]
1947年大阪府大阪市大淀区(現・北区)中津生まれ。在日韓国人2世。大阪工業大学中退後、さまざまな事業に関わり、「戦後最大のフィクサー」と呼ばれる。1991年、イトマン事件に関与したとして逮捕されたものの、保釈中の1997年に韓国・ソウルで失踪。1999年に都内で身柄を拘束される。黒羽刑務所、ソウル南部矯導所に服役し2013年に仮釈放。現在はソウル市内にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mark X Japan

7
著者には,独自の価値観や美学があり,娘でも理解できないところがあるようです。著者が大阪に戻って来ることはあるのでしょうか。☆:3.52021/03/23

Dwight

1
アッカン アカン2024/03/28

すみす

1
フィクサーという謎の言葉が何なのかよくわかる本。記憶に残るあの出来事、あの事件の裏側を惜しげもなく実名で語っており、思わす呆気にとられてしまった。腕っぷしと度胸で兆の金を動かしてきた筆者の原動力は被差別感情。在日の人たちが各方面で活躍している大きな要因の一つが解った気がした。2021/03/12

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