宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ<br> 毒をもって毒を制す―薬剤師・毒島花織の名推理

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宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
毒をもって毒を制す―薬剤師・毒島花織の名推理

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299012326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事をまるで名探偵かのように鮮やかに解決する。アルコール依存症の男性が急に「酒がまずくなった」と言い出したのはなぜ? 赤ん坊のための様々な薬を、あまりにも頻繁に薬局に取りに来る若い母親。彼女の真の目的は? いつものように鮮やかな推理を見せる毒島さんだったが、しかし彼女のもとにも新型コロナウイルスの影が忍び寄っていた。毒島さんに憧れるホテルマン・爽太が、仕事中高熱を出した同僚と濃厚接触したとして、ホテルに隔離されたのである。そして、それを機にホテル従業員が相次いで高熱を出し……。

内容説明

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事を名探偵のように解決する。アルコール依存症の男性が急に「酒がまずい」と言い出したのはなぜ?あまりにも頻繁に薬局に来る女性の目的は?未曾有のウイルスが世界を騒がすなかでも鮮やかな推理を見せる毒島さん。しかしある日、彼女に憧れるホテルマン・爽太が、新型コロナウイルスに感染した恐れがあるとしてホテルに隔離され…。

著者等紹介

塔山郁[トウヤマカオル]
1962年、千葉県生まれ。第7回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『毒殺魔の教室』にて2009年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kou

139
とりあえず、こんな薬剤師が近くにいて欲しい!その想いで、胸一杯です(笑)。2021/04/30

ひさか

128
2021年1月宝島社文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。 ノッポちゃんとアルコール依存症、毒親とよばないで、見えない毒を制する、の3つの連作短編。いずれもコロナ禍の世界での出来事が描かれているが、今までと比べると無理やり感が強く、面白みに欠ける展開だった。2023/01/19

ハゲおやじ

124
第三弾。三話の短編から構成。どれも「へぇ~」と言葉に出てしまった。アルコール依存症の家族への影響(特に子供へ)は驚いた。私の家は、そういう環境では無かった事に感謝。三話目は、コロナ禍のドタバタが描かれていて、今となっては 少し懐かしい。馬場さんは改心したのか?人が死なないミステリーである。…って ホテルの仕事は大変だよなぁ。馬場さん含めて 良いチームワークだと思う。総支配人も 意外と良い人だったし、でも感染源が あれだったとはねぇ。ちょっと怖いなぁ。今回も爽太と毒島の関係は進展しなかったなぁ…。2023/08/19

kk

124
才媛系薬剤師の毒島さんが、お薬関係の知識を活かして謎を解いていく物語の第三弾。今回は主人公(?)の爽太くんがコロナ感染の疑いで自主隔離してるっていう設定。毒島さんと爽太くんのやりとりも、いつもと違ってリモートとか。ただでさえもどかしい2人の関係性に、なお一層のもどかしさが加わって、そこはそれ、なかなか面白い展開だなと思いました。2021/09/18

モルク

113
薬剤師の毒島さんが不思議な出来事を解決するシリーズ第3弾。学校が全国一斉休校となり緊急事態宣言が出された頃の話となればコロナを避けては通れない。爽太の勤めるホテルの従業員が発熱。爽太も濃厚接触者としてホテルの10階に隔離される。そんな中の3話。毒島さんの豊富な知識、洞察力、そしてさりげない思いやりの数々。すごいなぁ。そしてあのときは症状がなくても濃厚接触者は隔離2週間だったんだ。そして保健所に電話も繋がらず4日以上の高熱じゃないとPCR検査も受けられなかった。今でも毒島さんの知識とアドバイスが参考となる

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