出版社内容情報
舞台はとある地方都市の病院。その地域の救急医療を一手に担う、「断らないER」と呼ばれるたった二人のチームがいた……。「奇跡のメス」と呼ばれる熱血天才“はぐれ”脳外科医・穂村×医科大学付属病院出身のエリート若手医師・静城が地域医療のリアルを描き出す! 「六年前の医療事故」から始まった、現場と理論がぶつかり合う、現役医師が描く熱血ヒューマン医療ミステリー!
内容説明
“サムライ・ナイフ”と呼ばれる凄腕医師・穂村隆司と若き救急医・静木玲人。彼らが務める鳴滝総合病院は、地方都市医療の最前線にある。この病院では六年前に医療過誤があり、若い女性が犠牲になる事件があった。病院側の速やかな謝罪と関係者の処分で幕引きとなった―しかし六年後、事件に関わった医師が襲われ、隆司のもとに「医療過誤事件の真相を調べろ」という文書が届き、二人は事件に巻き込まれていく―。
著者等紹介
遠野九重[トオノコノエ]
大阪府出身。『張り合わずにおとなしく人形を作ることにしました。』(フロンティアワークス)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はな
25
副題がなんとなくストーリーとあっていない気がしましたが救急科で起こった医療過誤問題を暴くお話面白かったです。関係者がどんどん出てくるので、できすぎているのかなとも思いましたが、テンポの良さが心地よかったです。どんな状況であっても6年前の医療過誤の関係者が続けて襲われたら警察もピンと来るなと思いました。2021/06/14
香翠
21
サムライ・ナイフの異名を持つ凄腕の救急医が主人公なので、緊迫した医療現場でドキドキ⁉︎と思ったけれど、そこはまあ程よく。ふたりの救急医が出会い、これから…というところでしょうか。2020/11/29
みいやん
11
サブタイトルからもっと緊迫した医療現場を期待してしまったせいか、ミステリー要素も含めて少々物足りない感じ。2021/05/13
一五
8
この副題だし、医療に重きを置かれすぎてたら乗らないなで読む。 以前医療過誤があった、現在は体制が改められた病院で、過去の事件を解明する話だった。副題が合ってない2023/10/12
栗山いなり
7
六年前の医療過誤事件を凄腕医師と若き救急医が追う医療ミステリ。医療物としてもミステリーとしても中々に楽しめた良作だと思ったな2020/12/20
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