出版社内容情報
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ最新作! 在日ロシア大使館駐在武官にしてGRUの諜報員ビクトル・コサチョフ。愛国文化人としてふるまいながら実際は中国のエージェントであった守屋康史。その二人が、立て続けに殺害される。二人の手には“スパイに死を”と書かれた名刺大のカードが挟まれていた――。一方、二件のスパイ殺しから派生して、横浜中華街で中国人少年がロシア人貿易商を刺殺するという事件が発生。独断専行・単独で事案を解決してしまうため、一人部署“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、露中の諜報関係者に接触し、事態の鎮静化を図ることになるが……。
内容説明
ロシアと中国のスパイが立て続けに殺害された。二人の手には“スパイに死を”と書かれたカードが挟まれていた。一方、これらの殺しから派生して、横浜中華街で中国人少年がロシア人貿易商を刺殺する事件が発生。独断専行の一匹狼で“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、露中の謀報関係者に接触し、事態の沈静化を図るが、北朝鮮に関する国連のパネル委員も介入してきて…。
著者等紹介
柏木伸介[カシワギシンスケ]
1969年、愛媛県生まれ。横浜国立大学教育学部卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『県警外事課クルス機関』にて2017年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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