内容説明
ルビコン川を渡った男たちが味わった「非幻想」の世界とは?虚と実をすべて語る!
目次
第1章 「UWF」を背負った男たち(〓田延彦―コールマン戦は与えられた仕事を全力でまっとうしただけ;田村潔司―サクとの試合を“大人の事情”でやりたくはなかった)
第2章 「プロレスvsPRIDE」至近距離の目撃者(アントニオ猪木―〓田vsヒクソン戦は、観る前から勝負はわかっていた;榊原信行 元DSE代表取締役―〓田さんも、田村潔司も、桜庭和志も交渉が簡単な人ではなかった)
第3章 「ライオンマーク」を背負った男たち(中邑真輔―イグナショフとの再戦は、負けたらやめる覚悟だった;藤田和之―ケアー戦の勝利は“受けてなんぼ”のプロレスのおかげ)
第4章 「PRIDEインサイド」の男たち(佐藤大輔 PRIDE「煽りV」制作者―PRIDEの清原プロデューサーはプロレスがすっごい嫌いだった;川〓浩市 元PRIDEブッカー―ヒクソンに見破られた「PRIDE・1」でのケーフェイ;島田裕二 元PRIDEレフェリー×ターザン山本―グレイシー側に「殺すぞ!帰れ!」って言われて(島田))
コメント付 プロレスラー「PRIDE参戦」年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むーちゃん
74
うん、こんな感じだったんですね、という感想。 また、格闘技ブーム来ないかな😅2022/05/05
akihiko810/アカウント移行中
24
PRIDEの立ち上げから終わりまでを関係者や参戦したプロレスラーの証言を元にした1冊。印象度B+ 「プロレス最強!」を掲げるもグレイシーに負け地に落ちたU系レスラーたち。そんな彼らがまた格闘技に挑んだのがPRIDEという舞台だった。 格闘技は好きで、K-1やPRIDEあたりから見ていたので、自分でも結構「知ってる」、「見てた」話なので面白かった。なかでも高田が当時を語るのは珍しい気がする。八百長とされるコールマン戦についても触れるが、特に語らず「与えられた仕事しただけ」とのこと2022/06/03
ウィック&ぺディ
23
★★★半☆2021/01/11
kuma
22
時間が関係するのか、以前は言葉を濁していた事にも触れていた感じ。テーマ、編集の意図によって、受け止めかたが変わってくる。2021/04/13
qoop
7
このテーマで高田や猪木のコメントが取れた点に時間の経過を感じる。そして、今更(とあえて云うが)語られる当事者の言は信を置けるものだろうか、とも。プロレス的な虚虚実実が最も生きる場は負け試合を振り返った際に発揮されるのかもしれないな、と思ったり。中で興味深かったのは、選手紹介の煽りVを作っていた佐藤大輔氏。当時何より受け入れ難かったのがあの煽りVだっただけに、個人的になんとも皮肉だけど。2020/10/12