出版社内容情報
桓武天皇の遷都から1000年もの間、日本の都であり続けた京都。応仁の乱をはじめ
、争乱は尽きることがなく、平清盛や織田信長が残した痕跡が、今も京都のあちこ
ちに残っています。本誌は、京都を4つのエリアに分け、平安から明治まで、時代
ごとの変化を体感できるコースを設定。 そこで間近に見られる史跡や楽しみ方を
解説します。
【監修】
山田邦和(やまだ くにかず)
同志社女子大学教授・同大学史料センター長。博士(文化史学、同志社大学)。考
古学・都市史学専攻。1959年京都市生まれ。平安博物館助手、古代学研究所助手、
京都文化博物館学芸員、花園大学教授などを経て現職。おもな著書に『平安京提要
』(共著、角川書店、1994年)、『京都都市史の研究』(吉川弘文館、2009年)、
『京都 知られざる歴史探検』(新泉社、2017年)。監修書に『ビジュアル版 京
都1000年地図帳』(宝島社、2014年)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
7
「地図と写真でたどる街歩きガイド」京都初心者の私には読み応えがあって面白かった(ツウの人にはそんなの知ってるよ〜かも?)。特に冒頭数ページだが、京都の歴史や、京都を築いた偉人達(桓武天皇、藤原道長、白河天皇、平清盛、後醍醐天皇、足利尊氏、足利義満、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、木戸孝允、松平容保)。「政権によって場所を変えた京都御所」といったコラム。あの本能寺の本能寺って結局どこ?とか。ただ、地図は一見わかりやすいが、実際歩くと、路地とか、土地勘のない者にはわかりにくいかも?(応仁の乱コースを歩いたよ!)2020/10/22
わ!
1
テレビ番組みたいなタイトルだが、たくさんの写真があって読みやすいのと、なんといっても載せられている地図が良い。もちろん本の中での地図だから、ほんの小さな地図なのだが、昔の「巨椋池」の想像図とか、秀吉が整備した「巨椋池」の図などは、面白い地図として仕上がっている。他にも結構大胆な想像図(想像地図?)もあって…「公に、ここまで言い切って大丈夫なのか?」と心配したりもするが、それはそれで「一説」としてとらえるには面白い学説だったりするわけだ。2020/12/05