宝島社文庫 このミス大賞<br> ラストスタンド 感染領域

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宝島社文庫 このミス大賞
ラストスタンド 感染領域

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299007667
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『感染領域』続編! 今度は日本の「コメ」が危ない!? スレッドウイルス事件から二年――新種のウイルスの災禍から、世界を救った植物病理学者の安藤仁。帝都大学を去った彼は、星覇大学に新設された生命サイエンス学部の教授に就任していた。そんなある日、安藤は突然、農水省が極秘に進める「ラストスタンド・プロジェクト」のリーダーに抜擢され、“水がなくても育つ奇跡のイネ”の開発に携わることになる。アフリカのサバンナや、中東の砂漠地帯でも栽培できるイネの新種「ラストスタンド」が開発できれば、世界の穀物市場で優位に立つことができる戦略的な商品になるとして、農水省と外務省がタッグを組んで開発を急いでいるという。しかし研究を進める中、安藤は何者かに襲われ負傷。中国の地下組織やアメリカのCIAの影が迫り、中国・アメリカをも巻き込んだ、壮絶な利権争いに安藤は巻き込まれていく……。

内容説明

新種のウイルスの災禍から世界を救った植物病理学者の安藤仁は、突如として農水省が極秘に進めるプロジェクトのリーダーに抜擢された。水がなくても育つ奇跡のイネ「ラストスタンド」の開発に携わってほしいという。成功すれば、世界の穀物市場で日本が優位に立つことができる。だが研究を進める中、安藤は何者かに襲われ負傷。中国やアメリカの影も迫り、壮絶な利権争いに巻き込まれていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

達ちゃん

35
シリーズ2作目のテーマは「コメ」。読みやすいんだけど、ちょっとあっさり目だったかな。内容は面白いです。2020/11/13

えみちゃん

26
シリーズ第2弾。今回のテーマは水がなくても育つ奇跡のイネ「ラストスタンド」がテーマです。このご時世、感染というタイトルについ引き寄せられます。笑っ。タイトルは感染領域となっていますが、どんなに過酷な気候(砂漠)でも育つイネ(←しかもおいしい!!)の研究開発のリーダーとして安藤が挑むワケですが・・。いやいや、今回はスケールが大きいです。農水省だけに飽き足らず、外務省、中国農業部の幹部、CIAを巻き込んでのお話なのでものすごく大掛かりです。「ラストスタンド」を完成させその「コメ」と引き換えにレアアースを始め2020/08/19

Kazuko Ohta

24
「コメが危ない!?」のキャッチコピーに、コメが汚染されるバイオテロの話かと思ったらそうじゃなかった。コメの研究開発に目を光らせる各国。先月『シャドー・ディール』というドキュメンタリー映画を観たばかりなので、武器商人にとっては勝ち負けなんてどうでもいい、どこかで戦争さえ起こっていればという言葉を思い出したりもします。化学も生物も苦手な私にも易しく、登場人物がさらに要約して説明してくれるから超わかりやすい。『このミス』受賞作品って、感動させられることはなくても、読みやすくて娯楽に徹しているなぁと思うのでした。2021/04/03

寝猫

23
新種の米による感染症かと勝手に思って読んでいたら違ってました😄 国家絡みの誰が敵で味方か分からず、新種の米を巡り起こる殺人。狙われる命。 癖のある登場人物が話を軽くして面白い。 実際、ラストスタンドがなくても最新技術を巡って国家間でよく似た事が暗躍してそうだな2021/05/30

Yuri

15
前作、トマトの次はお米。新種のイネを巡る国家的な陰謀と策略。基本的には前作からの続きだけど、設定うろ覚えでも面白く読めました。キャラ的にはモモちゃんが1番興味あります。2021/12/24

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