出版社内容情報
新型コロナウイルスの発生以降、西洋医学でできることが非常に限られていることがわかってきました。抗コロナウイルス薬の候補もインフルエンザ用に開発されたものです。一方、中国では、様々な感染症が古くから起きており、それに対する薬も開発されてきました。そして、ウイルスや病原菌に勝つために、人間の持っている免疫力をあげる薬として漢方薬が作られています。本書では、そのような免疫力を高めウイルスをやっつける東洋医学と漢方薬を図鑑形式で紹介します。
内容説明
多くの生薬には、さまざまな効能があり、さまざまな症状に効く。しかし、多くの本は、通り一遍の紹介しかしないから、だれも、使うことができない。この本では、生薬の効能から、注意点、使い分けのポイント、そして、現代医学で明らかにされた効用までを紹介する。
目次
第1章 ウイルスに負けない中医学と漢方(漢方の基本を知ろう(本書を読むための基礎知識)
漢方での診断の仕方
新型コロナウイルスの対処法)
第2章 免疫力をあげる基本の生薬とエキス製剤(生薬;エキス製剤)
第3章 症状別漢方薬と中医学の治療法(かぜ;頭痛;不眠;頻尿;月経異常;アトピー性皮膚炎;糖尿病;がん)
著者等紹介
木本裕由紀[キモトヒロユキ]
日本中医学会代表理事(会長)。神戸大学医学部卒業。神戸大学大学院医学博士。市立宇和島病院の内科医、特定医療法人大道会大道病院内科部長を経て、平成17年9月に木本クリニックを開設。遡る平成14年に陸希先生(12代続く中医の名医の家系、現在中国四川省成都在住)に出会って以来、中国の伝統医学である中医学(漢方)の基礎を身につけ、平成22年5月に一般社団法人日本中医学会を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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