イラスト図解 デマの心理学―怖い群集心理のメカニズム

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  • サイズ A5判/ページ数 155p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784299006639
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0011

出版社内容情報

「トイレットペーパーがなくなる」「コロナはお湯で治る」緊急事態が起きるたびにまき散らされる流言飛語やデマ。買い占めやパニックなどを引き起こすこれらの現象はなぜ起きるのか? デマはなぜすぐ伝播するのか? なぜ信じてしまうのか? 集団的浅慮が起きるメカニズムを解説する社会心理学の解説書。人々が陥る心理的メカニズムを、認知的不協和、ウィンザー効果、予言の自己成就、バンドワゴン効果、合意性の過大視、同調=集団の圧力ほか、さまざまな心理学理論をもとに、わかりやすく図解します。

内容説明

突然の脅威で日常が破壊されると人々はパニックに陥り、簡単にデマに踊らされる。そんな様々な愚行に走ってしまう理由は集団や個人に働く心理効果のせいだった!?

目次

Prologue 「トイレットペーパーがなくなる」「コロナはお湯で治る」はなぜ広まった?(「トイレットペーパーがなくなる?」;なぜ高齢者はデマに踊らされたのか? ほか)
01 人はなぜデマに踊らされるのか?(不測の事態への備えがデマを広げる原因?;大災害のトラウマがよみがえって不安になる!? ほか)
02 なぜデマは恐ろしい速さで伝播するのか?(うわさは広がる過程で根拠を増殖させていく;ドラマ性のある話に人は引き込まれる ほか)
03 都会では人はなぜ見て見ぬ振りをするのか?(群衆の中だと人の性格は変わる?;責任を問われない状態では人は援助しない ほか)
04 集団はなぜおかしな方向に動くのか?(主張し続ければ多数決をひっくり返せる;まわりから見ておかしくても中からは正しい ほか)

著者等紹介

齊藤勇[サイトウイサム]
立正大学名誉教授。日本ビジネス心理学会会長。特に人間関係の心理学として対人感情の心理、自己呈示の心理などを研究。心理学番組の監修を務めるなど、心理学ブームの火付け役となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本を読むのは寝室派

2
どこかで見聞きして知っている内容だけど、図解及び コロナを題材に説明されており、わかりやすかった。2021/07/14

まゆ

1
途中 基礎として雑誌みたいでよい2022/04/08

yw_revolution

1
心理学の「○○効果」について色々紹介されてるのを見てコンビニでつい買ってしまった。 「具体的な数字を提示して説得力を増そう」という会話や営業話法こアドバイスはあるけれども、まさか算出方法もでたらめなテキトーに出した数字を見せるだけでもデマが広がってしまうものだとは……2021/02/15

Go Extreme

1
早く安心したい→短絡的な答え→心の平穏 ラベル貼りの効果 敵意帰属バイアス:相手の言動に悪意があるものと解釈 沈黙のスパイラル ネガティブフレームという技法 カリギュラ効果:禁止された行為ほどやってしまいたくなる ある一定数=限界質量 ドラマ性→感情移入→i納得 ウィンザー効果 フィキシングソリューション効果 希少性の原理 リアクタンスの心理 フォルスコンセンサス 多元的無知 マイノリティ・インフルエンス 外面的同・内面的同調 社会的勢力 黒い羊効果 ゴーレム効果 群衆を操る手法:断言・反復・感染 2020/08/16

残心

0
ル・ボンの群集心理について知りたくて、それに近そうな本を借りてみたのです。 現代の社会問題(特に新型コロナの感染)を題材にしていろんな理論を説明しているのですが、最近はコロナ対策の間違いが指摘されてきている現状です。この本では、「政府のコロナ対策が正しい」、「ネット情報は偏っている」といった考えにより構成されているようでした。 ですから、群集心理の理論を説明する例として、マスコミの新型コロナ情報が正しい前提で成り立っているため、内容が頭に入って来ませんでした。著者はネットの情報も偏らずに収集してほしい。 2023/04/25

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