出版社内容情報
貨幣とは、国家とはそもそも何か? 現代経済をラディカルに捉え直した『MMT現代貨幣理論入門』の監訳者による公開講座を書籍化!
内容説明
長期停滞を解明する、新しい経済学へ。現代経済をラディカルに捉え直した『MMT現代貨幣理論入門』の監訳者による人気講座を待望の書籍化!
目次
第1章 イントロダクション―なぜ、今MMTなのか
第2章 貨幣とは何か―MMTの貨幣論
第3章 政府はなぜ財政破綻しないのか―MMTの通貨主権論
第4章 政府は何をなすべきか―MMTの経済政策論
第5章 何が長期停滞の原因か―MMTで読み解く日本経済
第6章 日本経済をどう立て直すべきか―MMTの応用と発展
著者等紹介
島倉原[シマクラハジメ]
1974年愛知県生まれの千葉県育ち。東京大学法学部卒業。株式会社アトリウム担当部長、セゾン投信株式会社取締役などを経て、現在、株式会社クレディセゾン主席研究員。経済理論学会及び景気循環学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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月をみるもの
9
グレーバーはアナキストだから「貨幣の価値に裏付けを与えてるのは国家なのだ」というMMTの主張をみとめたくないのかな。。枕にしてないで「負債論」を読めってことだよな。2024/03/28
はる
8
ウクライナの通貨誕生から、お金ってなに?を考えたかった。 古典派経済学(スミス等)を師とする主流派経済学(フリードマンら)とケインズ経済学を学んだケイジアンのこれら主流派経済学の根本に需要と供給の一般均衡への執着があり、経済全体の活動水準は、長期的な供給側の能力で決定され、供給能力重視に寄る。 かたや、MMTら非主流派ケイジアンは貨幣を支払いモノを購入する有効需要に寄り、有効需要のコントロールから経済政策を考える。MMTは通貨の通過スピードと量を考える。金は天下のまわりモノか!2023/06/30
ゼロ投資大学
2
MMTは従来の主流派経済学を信奉する者にとっては黒船のような存在だろう。自国通貨を発行する国は、財政破綻をすることがないというのがMMTの要旨だ。MMTにおいて、租税は通貨に信任を与えるために欠かすことのできないものとなっている。本書を読めば、MMTが論理的に矛盾のない理論であることを理解できるだろう。2023/11/01
Go Extreme
1
なぜ今MMTなのか 貨幣とは何か—MMTの貨幣論: 商品貨幣論と債権貨幣論 表券主義 政府はなぜ財政破綻しないのか 政府は何をなすべきか: MMTの租税政策論 機能的財政論 就業保証プログラム 何が長期停滞の原因か 日本経済をどう立て直すべきか—MMTの応用と発展: 経済政策の基本方針 経済の長期循環と投資の社会化 内生的景気循環論 乗数=加速度モデル 国際金融循環としてのクズネッツ・サイクル 投資の社会化とは何か コンドラチェフ・サイクルとスタグフレーション スタグフレーションを緩和するエネルギー政策2022/07/02
Tetsu
0
難しい。。。
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- 洋書
- Balthus