出版社内容情報
敗者の歴史を追えば、もうひとつの日本史が見えてくる!
とかく、「歴史は勝者がつくる」といわれる。しかし、いうまでもなく勝者がいれば必ず敗者がいる。
あの名家・名門はなぜ歴史の表舞台から消えたのか?その後、どんな運命をたどったのか?それを知ることで、歴史のもうひとつの“真実”が見えてくるはずだ!
古代から近代まで、消えた豪族、武家、皇族の敗因を徹底分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおい
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参考になった。2022/11/19
Mマジパン
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日本史上、政争や決戦に敗れて歴史から姿を消した氏族は数多いが、彼らがその後どうなったかを知ることはまずない。そのような敗者のその後に焦点を当てた本。 しかし判官贔屓(ほうがんびいき)からだろうか、滅び去ったと思っていた一族の血脈が続いていたと知るとなぜか嬉しい。かつて、真田幸村と嫡子大助は大阪の陣で散華したが、他の子女が他家に保護されて武士として復活したと知ってホッとしたことを覚えている。あまり扱われない氏族についての情報も多く、カラー図版も豊富で参考になった。2020/05/21