宝島社新書 カラー版 １時間でわかるカラヴァッジョ

宮下 規久朗【著】

宝島社（2021/03発売）

• サイズ 新書判／ページ数 224p／高さ 18cm
• 商品コード 9784299004390
• NDC分類 723.37
• Cコード C0271

出版社内容情報

バロック美術を代表する画家・カラヴァッジョについて、豊富な図版とともに監修者が解説する「カラヴァッジョ入門」です。殺人事件を起こして逃避行するなど、波乱に富んだ天才画家の生涯と、代表作の味わい方を紹介します。

内容説明

カラヴァッジョは西洋美術史上最大の巨匠であり、イタリアが世界に誇る天才画家である。日本でも人気の高いフェルメールやレンブラント、ベラスケスやルーベンスといった巨匠たちも、カラヴァッジョがいなければ登場しなかった。それは彼が、西洋美術の黄金時代ともいえる１７世紀バロック美術の礎を作った人物だからである。その様式や技法によって、彼は西洋美術史上、最も大胆な改革をなし遂げた存在でもあった。血と犯罪に彩られ、殺人と逃亡というすさんだ生活のなかから見事な芸術作品を生み出したカラヴァッジョ。最期は熱病に侵され、３８年間の人生を閉じた。波乱に富んだ天才画家の足跡を辿りながら、深い闇と聖なる光を帯びた名画の魅力について余すところなく紹介する。

目次

１　ミラノからローマへ　修業時代
２　聖マタイ伝連作で大成功
３　イタリア南部逃亡時代

著者等紹介

宮下規久朗［ミヤシタキクロウ］
１９６３年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。美術史家。２００５年『カラヴァッジョ　聖性とヴィジョン』（名古屋大学出版会）でサントリー学芸賞などを受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[oldman獺祭魚翁]

入院の為、一時間処か読了まで半月かかったが、カラヴァッジョという、不世出の天才の全作品を、オールカラーで現した一冊。拡大部分も全てカラー化され、サイズこそ新書版だが、絵画自体の解説も丁寧で、カラヴァッジョファンにとっては、コストパフォーマンスの非常に高い本だ。

2021/04/08

[ケイジ]

カラヴァッジョの作品が時代順に紹介され、わかりやすい解説あり、興味がある人に良い入門書だと思います。

2021/05/23

[武井 康則]

絵を見入ってしまうので、1時間では無理。見開き片面にカラー版があるので見やすい。カラヴァッジョは画面が暗いので、見にくいのだがそれでも昔と違いカラーできれいで満足。年代順に並べられその頃のカラヴァッジョについて解説している。シリーズで後、ベラスケス、マネも出してくれないかな。作画の意図が分かりより絵が興味深く鑑賞できる。著者は高階さんか樺山さんならいいんだけど。

2021/04/04

[takakomama]

１時間では読めません。オールカラーで、カラヴァッジョの生涯に沿った絵画の解説がわかりやすいです。カラヴァッジョに影響を与えた画家や、カラヴァッジェスキの作品も載っているので、サクサクと読んでしまうのはもったいないと思います。

2021/04/21

[suchmo]

一時間ではわかりませんでしたが、カラヴァッジョでいっぱいになりました

2024/08/20