出版社内容情報
約2000万年前までユーラシア大陸の一部だった日本列島は、どのようにして形成されたのか――。5億年前に始まるプレート運動、約2000万年前の大陸からの分離、日本海の拡大、1200kmの大移動、伊豆弧の衝突、列島の東西圧縮など、さまざまな地殻変動によって現在の形になった日本列島。その5億年におよぶ列島形成の痕跡は、いまも全国各地の地層で目にすることできます。全国に残る列島形成の痕跡を、細密CGによる図解や地形・地質の写真満載でエリア別に解説。地理・地形・地質学、地球年代学から、ダイナミックな日本列島の成り立ちの謎に迫るビジュアル新書です。
内容説明
日本列島はなぜ逆「く」の字形になったのか?5000万年分の地層が消えた!?北海道「蝦夷層群」の謎。起源は古生代の超大陸岩井崎のサンゴ化石。列島成立を物語る下仁田の「ナップ構造」。侵食地形に残る岩脈 失われた熊野カルデラ。プレートの“シワ”に堆積した琉球石灰岩層…全国の地層・地形に残る列島形成の痕跡27。
目次
日本列島が誕生するまで―4ステップで見る列島形成史
01 北海道―火山フロントが横断する5つの地質帯から成る
02 東北―古生代と中生代の地層が語る東北地方形成史
03 関東・中部―東北日本と西南日本の接合点
04 近畿・中国・四国―付加体がつくる西日本の土台
05 九州・沖縄―巨大カルデラ起源の火の国
著者等紹介
高木秀雄[タカギヒデオ]
早稲田大学教育・総合科学学術院地球科学教室教授。1955年、東京都生まれ。1978年、千葉大学理学部地学科卒業。1980年、名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了。理学博士。専門は地質学、構造地質学。日本地質学会ジオパーク支援委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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