出版社内容情報
食べることは生きることであり、
人間の歴史そのものである――。
ラクダ、マンボウ、カラス……「じつは食べられる」生き物60種が集まった、
ありそうでなかった生き物事典が誕生!
「ラクダのコブは食べられる」
「ヤドカリはタラバガニの親戚だからおいしい」
「ネズミザメの心臓は貴重な珍味」
などなど、味や食べ方だけでなく、人間の食文化という視点から見た生き物たちのお話を、
わかりやすいビジュアルと文章でご紹介。
誰が、なぜ食べるのか?
どんな味なのか?
知れば知るほどおもしろい食文化の多様性と、
人間が生きることの奥深さ!
著者は『カラスの教科書』で有名な動物行動学者の松原始さん&海洋生物学者の伊勢優史さん。
イラスト&マンガを担当するのは『桐谷さんちょっそれ食うんすか!?』のぽんとごたんださん!
数々の生き物を実際に食べてきたこの3名に加え、
制作スタッフにも本書収録の生き物を数多く食べてきた者たちが結集!
生物学的データも満載で、子どもから大人まで好奇心をくすぐられる一冊!
内容説明
食文化の多様性を知ることで、人間の歴史と奥深さが学べる!
目次
第1章 じつは食べられる陸・空の生き物たち(シカ―シカ肉はノーベル賞授賞式の晩餐会でメインディッシュに使われている;イノシシ―日本人は大昔からイノシシをつかまえて食べている ほか)
第2章 じつは食べられる海・川の生き物たち(マンボウ―マンボウの身は水っぽい;サメ―ネズミザメの心臓は「モウカの星」と呼ばれる貴重な珍味 ほか)
第3章 じつは食べられる虫のなかまたち(セミ―セミはあのファーブルもとって食べていた;イナゴ―イナゴは平安時代から食べられている昆虫食界の大御所 ほか)
第4章 日本以外ではあまり食べられない生き物たち(タコ―タコはヨーロッパの多くの国で「悪魔の魚」と呼ばれ嫌われてきた;ナマコ―ナマコは「黒いダイヤ」と呼ばれ、中国で高級食材となっている ほか)
第5章 過去に食べられた生き物たち(ゴリラ―アフリカの難民はジャングルで生き延びるためにゴリラを食べた;ペンギン―昔、南極探検隊はペンギンを食べた ほか)
著者等紹介
松原始[マツバラハジメ]
動物行動学者。東京大学総合研究博物館特任准教授。1969年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学博士
伊勢優史[イセユウジ]
海洋生物学者。スペイン、グラン・カナリア島生まれ。京都大学農学部卒業。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。海綿動物(カイメン)の生物学が専門
ぽんとごたんだ[ポントゴタンダ]
漫画家。島根県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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