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内容説明
衝撃の犯行告白文から加害者の母と兄の謝罪まで、隠されていた事件の内側に迫る―愛児を失った両親が無念の思いを綴る、告発と鎮魂の手記!京都・日野小学校男児殺害事件の真実。
目次
1 凶行
2 俊希の眼から涙が…
3 思い出
4 事情聴取
5 自殺という結末
6 犯人
7 極秘捜査
8 泣き崩れた岡村の母と兄
9 明かされた通院歴
10 狂気のシグナル
11 犯行告白文の衝撃
12 悲劇はふたたび…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
29
図書館本。読友さんが紹介されて以来、気になっていた本。1999年に起こった「てるくはのる」事件、今でも記憶にある。何の罪もない、たった7才の幼い俊希くんがどうしてこんな目に遭わなければならなかったのだろうか?気の毒すぎて居た堪れなくて、悲しさと怒りがフツフツとこみ上げてきた。そして犯人の自殺… ご遺族のやりきれない苦悩は、いかばかりだったか。こんな理不尽で凄惨な事件、もう二度と起こらないで欲しいと切に思う。世の宝である子供をどうしたら守れるかということや、少年法の改正など、いろいろ考えさせられる本だった。2018/11/22
鈴
19
他の事件ルポから、この事件を思いだして読んでみることに。笑顔の俊希くんの写真を見ると辛い。事件からもうすぐ13年。2012/09/05
がんもどき
11
22前にあったてるくはのる事件の被害者父による手記。亡くなった子供の家族にしてみれば何をやっても代わりにならないつらさ、むなしさはあると思う。ただまとめに少年法への不満になっているのは岡村が成人であったことを考えるとちょっと話がずれてしまっていると思う。後犯人を逮捕の直前でみすみす逃がした京都府警はふがいない。2022/11/30
Hiroki Nishizumi
5
おそらく自分であれば受け止められない事件。自分勝手な甘えとの指摘は間違っていないかもしれないが、ある意味普遍的なところもある気がする。どうすれば良いのだろうか。2018/06/26
村山トカレフ
4
読了日はテキトー。「京都小学生殺害事件」と呼称されるが、「てるくはのる」のほうがピンとくるだろう。1999年の事件だがよく覚えている。殺された8歳のぼうやの最後の言葉、それでも生きていかなければならない家族、犯人の自死。悲惨以外に言葉がみつからない。事件そのものはほんとうに酷い。他人のわたしでも憤る。しかし―この本はいったいに誰が書いたものなんだ? 遺族バイアスが成した結果か? それとも他の誰かが書いたのか?(そのものズバリの表現を使いたくないゆえ)すまない。正直に思ったこと(しまったこと)を書いた。2021/02/12
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