出版社内容情報
戦後最長となった安倍政権が揺らいでいる。「ポスト安倍」の動きが活性化するなかで、総理の参謀役として実質的に「官邸のドン」として君臨してきた菅義偉官房長官の求心力が問われている。政権の黒幕として人事と霞が関を牛耳ってきた「最強の官房長官」の実力と素顔、そして総理の後継者争いをめぐる暗闘を第一線の取材記者たちが描く。
内容説明
「国政私物化」10のスキャンダルを暴く!「ウソつき政権」の検証。
目次
映画『新聞記者』とジャーナリズム―東京新聞・望月衣塑子記者が語った「官邸記者クラブ」の変貌と「同調圧力」への挑戦
伊藤詩織さん「性暴力訴訟」―東京地裁に「却下」された元TBS記者・山口敬之氏の「合意あり」ストーリー
スター記者はなぜTBSを退社したのか―「詩織事件」が教える権力に近づきすぎたジャーナリストの「末路」
区分「60」をめぐる攻防―「桜を見る会」の焦点 安倍首相と「ジャパンライフ」知られざる「点と線」
2019年「官房長官記者会見」ハイライト―「なぜ会見を打ち切るんだ!」「桜を見る会」追及記者たちの白熱「官邸記者会見」ベスト2
ポスト安倍「圏外」に去った“令和おじさん”―「陰謀論」まで渦巻く菅義偉官房長官「急失速」の深層
「ドミノ辞任」で始まった悲劇―わずか3ヵ月で「天国から地獄」!悪夢のスイッチを押した「菅原・河井・進次郎」の馬脚
進行するNHKの「官邸植民地」計画―前田晃伸・新NHK会長の知られざるルーツと「富士銀行行員顧客殺人事件」
文科相発言が破壊した「大学入試改革」(インタビュー・前川喜平氏)―萩生田文科相の“身の丈”発言を引き出した現役高校生の価値ある「抗議デモ」
「五輪前解散」の条件とその実現度―悲願の「憲法改正」実現に向け安倍首相が思い描く「4選」と「再登板」
振り出しに戻った改憲議論―政権悲願の「憲法改正」を組んだA級戦犯「下村博文」の罪と罰
ほとぼりさめたら「出世」「天下り」―森友・加計学園問題ほか「アベ友官僚」たちの優雅な「論功行賞」ライフ