宝島社文庫 このミス大賞<br> すみれ屋敷の罪人

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宝島社文庫 このミス大賞
すみれ屋敷の罪人

  • 降田 天【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299001221
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作! 2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。紫峰家は、すみれの花で彩られた美しい館に暮らす一族だった。当主の太一郎と、葵・桜・茜の美しい三人の姉妹たち。四人は終戦間近、東京大空襲によって亡くなったはずだったが……。白骨死体は、いったい誰の死体なのか? その身元について、かつての関係者に話を聞いて回る謎の男が現れる。かつての女中や使用人たちの語る、館の主人と三姉妹たちの華やかな生活と日常、そして忍び寄る軍靴の響き。突然起きた、不穏な事件。彼らの証言は二転三転し、やがて戦時下に埋もれた意外な真実が明らかになり――。『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞しデビュー、いまもっとも注目される女性コンビ作家、渾身のゴシック・ミステリー。

内容説明

長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。そこで暮らしていた屋敷の主人と三人の姉妹たちは、終戦前に東京大空襲で亡くなったはずだったが…。死体は一体誰のものなのか。かつての女中や使用人たちが語る、一族の華やかな生活、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言から、やがて戦下に埋もれた真実が明らかになっていく―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

117
今や廃墟と化した戦前の名家、旧紫峰邸の敷地から見つかった3柱の白骨遺体。屋敷の当主と3姉妹は、東京大空襲の犠牲になったはず。ではこの遺体の主は?本作は、当時を知るかつての使用人たちへのインタビューを中心とした、回想ミステリの形式で進行する。微妙に食い違うそれぞれの証言。彼らは何を隠そうとしているのか・・。「家」を守る、主人に忠誠を尽くす、互いの気持ちを思いやる。本作で語られるのは、まさに日本人的な精神規範に裏打ちされた悲劇なのだ。緻密に練られた構成と流麗な文章が醸し出すノルスタジックな世界観を堪能した。2020/07/01

ちょこまーぶる

114
唸りながら読み進めた一冊でした。過去の名家紫峰邸で発見された白骨死体から、その真相を解き明かしていく話ですが、唸ってしまったのは次々と明かされる事実に戦前から続き戦時に翻弄される名家の凋落って現実が全国の至る所に存在していたのだろうと思うと悲しい思いで一杯になってしまったんですよね。そして、真相が明かされる過程に付き合っていくにしたがってある意味名家という肩ぐるしく狭い世界での人間関係や身近な人達をもだまし続けていく人生って辛いしつまらない人生なんじゃないかなぁ~とも思ってしまいました。2022/12/09

❁かな❁

86
降田天さんの作品を読むのはまだ2作目。戦前の名家、旧紫峰邸の敷地内で2つの白骨化死体が発見された。白骨化死体はいったい誰の死体なのか。かつての関係者にその当時の出来事を聞きながら少しずつ見えてくる。それぞれの証言で二転三転していくのが面白い。思っていたのと違う真実に驚き、真実が切なくて…。ラストの方はじーんとしました。タイトルの『すみれ屋敷の罪人』に納得。「殺人」とかではなく「罪人」。すみれの花で彩られた館に暮らしていた一族の物語。雰囲気も良く儚く美しかった。降田天さんの他の作品も読みたい。2021/06/08

toshi

77
2018年の長篇ミステリー。作者名は女性2人のコンビによるペンネームだそうです。舞台は2001年。ある屋敷から白骨死体が発見され、警察を名乗る青年が第二次大戦前の事情を聞くため、当時の関係者の聞き取り調査に乗り出します。そこには謎の美少女3姉妹や怪しい使用人達、そして戦争のキナ臭さが漂います。それそれの証言から導きだされる真相とは?読んでみてのお楽しみです。2025/04/17

オーウェン

73
富豪だった旧紫峰邸から出た白骨死体。その所在を巡って県警の西ノ森が残った人間から証言を集めていく。するとそこに隠された秘密が。証言と告白という2章で成り立っており、証言では紫峰邸の人間関係から、各人の特徴を語る経緯で進む。自殺であったり焼失であったり、家族間での何かしらの秘密があるのは分かるのだが、その種明かしは家族ならではのもの。 置き換えるのであれば愛ゆえに。 ミステリでこういう着地点は珍しいかもしれないが、しっかりと伏線は敷かれているし、戦時中だからこそという設定も意味がしっかりとあった。2022/01/14

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