地球温暖化「CO2犯人説」は世紀の大ウソ

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784299000828
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

9月に開催された「気候行動サミット」で注目されたのが、スウェーデン生まれの16歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんのスピーチ。感情的かつ厳しい言葉による環境破壊への非難は、世界中から賞賛を浴びた。2019年のノーベル平和賞の候補にも推薦されたという。しかし、グローバルな環境保護は本当に喫緊の課題なのだろうか――。地球温暖化によって一体誰が困っているのだろうか? 海洋プラスティックによる汚染が問題だといわれるが、本当に人体に影響はあるのだろうか? 自然エネルギーは本当に環境にいいのだろうか? 貧困国に経済発展より環境問題が重要だといえるのだろうか? 地球温暖化、海洋プラスティック問題などの環境汚染と、リサイクル運動など環境保護運動の科学的検証と経済合理性を大テーマに、環境保護運動の「おかしさ」を突く。

内容説明

「グレタ騒動」でいったい誰が儲けているのか。

目次

第1章 地球温暖化の原因は人為起源CO2ではない
第2章 温暖化は人類にとってメリットのほうが大きい―地球温暖化と世界の食糧生産
第3章 IPCCとメディア報道の嘘
第4章 寒冷化が招く異常気象の時代
第5章 本当の地球環境問題とは何か?
第6章 国連が招くカオスとプラネタリー・バウンダリーの真実
第7章 人類史上最大の試練の時代
終章 これからどうすべきか?

著者等紹介

丸山茂徳[マルヤマシゲノリ]
1949年、徳島県生まれ。東京工業大学地球生命研究所主任研究員。地球と生命の起源と進化を研究。地質学的手法を中核としながら俯瞰科学による超学際研究を推進。地球史を通じた大規模な表層環境変動を支配するのは、宇宙線‐太陽活動‐雲の量の相互作用であるという地球システム変動のメカニズムを導いた。2000年米国科学振興協会(AAAS)フェロー選出、06年紫綬褒章受章。14年、日本人で4人目となる米国地質学会名誉フェローに選出

戎崎俊一[エビスザキトシカズ]
1958年生まれ。国立研究開発法人理化学研究所主任研究員。86年、東京大学理学系大学院天文学専門課程修了、理学博士。アメリカ合衆国National Research Council、神戸大学大学院自然科学研究科、東京大学教養学部を経て95年より現職。専門は天体物理学、計算科学

川島博之[カワシマヒロユキ]
1953年生まれ。ベトナムの複合企業グループであるビン・グループの主席経済顧問。東京大学工学系大学院博士課程修了。工学博士。農水省農業環境技術研究所、東京大学農学部准教授を経て現職

アーチボルド,デビッド[アーチボルド,デビッド] [Archibald,David]
オーストラリアの科学者。かつては、地質学者として石油探査に従事。過去15年間に気候、戦略地政学的課題、戦闘機の設計に関する書籍、記事、論文も出版。現在はがんに関する研究をパースのカーティン大学で行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

23
地球温暖化 「CO2犯人説」は世紀の大ウソ。丸山茂徳先生、戎崎俊一先生、川島博之先生、デビッド・アーチボルド先生の著書。地球温暖化の犯人がCO2であること、地球温暖化「CO2犯人説」は世界の常識だし、だからこそグレタ・トゥーンベリさんが気候行動サミットをきっかけに世界中で注目されているはず。地球温暖化「CO2犯人説」は世紀の大ウソというタイトルに惹かれて読みましたが、地球温暖化の犯人がCO2であることを覆すような説明には出会えませんでした。2020/09/26

こちょうのユメ

14
CO₂だけが温暖化の原因じゃないよ、と力説している本。地球は氷河がある時代と、無い時代が交互におきている。今は第四紀の氷河時代の間氷期で、寒い氷期と温暖な間氷期のくり返しの最中。4〜5世紀ころは 気温が約2℃低かったが、中世になると温暖化し江戸時代には 再び寒冷化している。また1940年から1980年までは温暖ではなかった。温暖化はCO₂だけでなく、太陽活動や宇宙線の作用、火山活動・雲の量・海流・ヒートアイランド現象も加わるようだ。いっぽう再生可能エネルギー設備はコストが高くつき、安全上の問題もある。↓2022/09/12

JUN

14
真相は分からないが、この本を読むと雲の量、偏西風の蛇行、太陽活動の強弱などが、CO2増加よりも地球の気候に与える影響が大きそうだなと思った。2021/02/27

読特

11
1945~85年はCO2排出して成し遂げた高度成長の時代。気温は上昇していない。産業革命以降、世界の気温は1℃しか上昇していない。1960年より現在のシロクマの生息数の方が多い。1983年以降、地表の森林面積は7%増加している。CO2を出しても7割は植物の光合成に使われる。気温上昇は穀物の生産を促進する。環境問題を考えるとき、地球温暖化対策は優先順位として高くない。温暖化の要因として、CO2の寄与度は大きくない。CO2排出削減一辺倒の環境対策はむしろ害をもたらす。2020/03/25

Hiroki Nishizumi

8
参考になった。かねてからCO2を減らせば温暖化は防げるとの話に疑問を感じていた。本書で問題解決した訳ではないが、疑問は膨らんだ。虚業の繁栄といったあたりは温暖化との関係が薄いと思うが興味深かった。これから丸山茂徳の本を読んでみよう。2020/10/07

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