「良い音」の秘密―録音エンジニアの証言で紐解く、音楽を伝える技術

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「良い音」の秘密―録音エンジニアの証言で紐解く、音楽を伝える技術

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784297158002
  • NDC分類 547.33
  • Cコード C0073

出版社内容情報

高級オーディオを揃えるだけでは「良い音」は聞こえない――。

「音のバランスが悪いのでは?」
「ジャズバーのような臨場感がない」
「録音の音って"ありのまま"なんじゃないの?」
「アナログレコードのほうが気持ちよく聞こえる気がする」
「打ち込みは生演奏の劣化版でしょ?」
etc.

音楽を愛し、音質にこだわる中でいただくであろう「どうしてこんな風に聞こえるのか?」という疑問の数々。その答えは「録音」の現場にあるかもしれません。

中心となるパートは何か? マイクをどこに置くか? 機材は何を使うのか? 映像と音源はどうリンクさせるのか? AIにいかに向き合うべきか......。
数々のコンサート運営や音源制作にたずさわる音楽プロデューサーが、一流エンジニアへのインタビューを通して、音が生まれる瞬間の哲学に迫ります。

音楽の聴こえ方が変わる、「録音」の世界を掘り下げる一冊。

【本書に登場するエンジニア】
・ 内沼映二
・ 高田英男
・ 深田晃
・ 北村勝敏
・ 鈴木浩二
・ 房野哲士
・ 森﨑雅人
・ 入交英雄
・ 安田博城


【目次】

■第一章 「良い音」の原点
そもそも「良い音」とは何か
録音メディアの幕開けと技術革新
SP盤とアコースティック録音の時代
レコーディング・エンジニアの登場
ビクター社の躍進とニッパー
日本のレコード産業の動向
直接音を刻むことの魅力と限界
磁気テープが可能にした「編集」

■第二章 「音は時代を映す鏡」――内沼映二
日本の録音文化の象徴・内沼映二
録音家としての原風景
筒美京平との出会い
「音楽そのものが変わった」24ch化
世界に先んじた日本のデジタル録音技術
ミキシング・コンソールとスタジオが変えた音楽の景色
DAWの登場「一気に便利になった。一方で……」
音響的なスペックではなく、音楽を人がどう感じるか
移り変わる音楽の世界を貫く録音の倫理

■第三章 スタジオ録音の思考――高田英男
録音は「鳴っている音をそのまま録る」仕事ではない
「内沼さんが使うと、同じコンソールでも音が全然違う」
ホールでは得られない音がスタジオにはある
音楽の重心を決めるミキシング
スタジオとは「必要な音を選べる場所」
エンジニアの仕事と必要な能力
現実を超えた音を創作する
人の耳の判断によって音楽は生まれる
コラム:エンジニアの耳

■第四章 ホール録音の哲学――深田晃
個性豊かなホールの特徴を掴む
深田晃の来歴と哲学
ホール録音におけるマイキング
吊り方式の良さと厳しさ
深田ツリーという「考え方」
全体を捉える視点、重心を探る視点
「自然な音」を整え続ける
コラム:オーケストラ録音で、最後に判断するのは誰か

■第五章 アナログとデジタル――北村勝敏
アナログはデジタルより「良い」のか
現代の録音はアナログとデジタルが混じり合っている
アナログは音に「痕跡」を残す
「アナログの良さ」の正体
アナログレコードの魅力と復活
アナログレコード制作の最後を担うカッティング・エンジニア
カッティングとは何か
古い盤にだけ刻まれるもの
最後の現実主義者

■第六章 録音しないで作る音楽――鈴木浩二・房野哲士・森﨑雅人
エンジニアへの誤解
人工的な音の意図
マスタリングとは何か
他人の耳を介して戻ってくる音
保存と改造の間にあるリマスタリング
「どう聴かれるか」と「どう届けたいか」を考える
反復

内容説明

聴こえ方が変わる、音作りの舞台裏。9人の録音エンジニアへの取材を通じて音楽の響きを決める判断に迫る。

目次

第一章 「良い音」の原点
第二章 「音は時代を映す鏡」―内沼映二
第三章 スタジオ録音の思考―高田英男
第四章 ホール録音の哲学―深田晃
第五章 アナログとデジタル―北村勝敏
第六章 録音しないで作る音楽―鈴木浩二・房野哲士・森崎雅人
第七章 空間を録音する―入交英雄
第八章 音楽と映像―安田博城
第九章 AIが作る音楽とその未来

著者等紹介

渋谷ゆう子[シブヤユウコ]
香川県出身。大妻女子大学卒。音楽プロデューサー。株式会社ノモス代表取締役。音源制作やコンサート企画運営、音響機器メーカーの新製品開発のアドバイスなどを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

LNGMN

7
録音芸術解説本。何気なく日常に流れる音楽。それらは誰かが何処かで演奏して誰かしらが録音/調音したものである。録音とはどのような作業をしているのか。また、サウンドエンジニアはどのような考えで仕事をするのか。生演奏と録音芸術は何が違うのか。文章はややロマンチストすぎるきらいがあり、エンジニアの言葉か筆者自身の主張なのかが分かりづらい。とはいえ曖昧な感覚表現やマニアックな数値ばかりになりがちな音楽批評において、サウンドエンジニアの仕事や録音芸術についてバランスよく描写しているのが良い。2026/09/22

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