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出版社内容情報
【目次】
内容説明
海外では組織経営においてカーボンニュートラル、ESGやSDGsといった国際アジェンダの達成が重要視され、二酸化炭素換算(CO1eq)や、再生資源の利用状況など非財務情報を製品出荷の際にデジタルデータとして発行することが国際的に義務付けられつつあります。その制度が現在、国際法・欧州法と国際標準(ISO)を組み合わせたデジタルの仕組みとして整備されつつあります。今後商品を国内海外で市場投入する際の鍵となってくる、国際標準を含むルールの内容を自社のデータ戦略に組み込み、拡大しつつあるデジタル経済圏参加の実践方法がよくわかります。
目次
第1章 カーボンニュートラルの達成度を測る背景(概要;カーボンニュートラルとCO2排出権の金融化 ほか)
第2章 ルールフレームワークの基礎と国際標準の役割(概要;ルール優位性が必要とされる理由 ほか)
第3章 カーボンニュートラルのルールフレームワーク(概要;国際アジェンダ京都議定書とパリ協定の誕生 ほか)
第4章 カーボンニュートラルを支えるオントロジーとデジタル経済圏(概要;情報爆発で顕在化したデータ相互運用の必要性 ほか)
第5章 世界各国の事情をもとに日本が進むべき道(概要;デジタル経済圏が駆動する資本主義の変化 ほか)
著者等紹介
筒井潔[ツツイキヨシ]
慶應義塾大学理工学部電気工学科卒、慶応義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻修士課程、博士課程修了。株式会社海野世界戦略研究所(シンク&ドゥタンク、戦略コンサルファーム)代表取締役会長等を経て、アジアパシフィックコーポレーション株式会社(永田町ロビー&コンサルティングファーム)代表取締役社長。元・UK‐Japan Corporation、Ltd.(国際ビジネスコンサルティングファーム)チェアマン。慶応義塾大学共生知能創発社会研究センター研究員
苑田義明[ソノダヨシアキ]
三菱重工業株式会社 デジタルイノベーション本部DI戦略企画部。1964年広島県呉市生まれ。九州大学大学院工学研究科(情報工学専攻)修了。1989年同社入社。36年にわたり、発電プラント・船舶や航空機など同社製品の情報技術面での革新に従事。米ベンチャーとの現場向けウェアラブルコンピュータの共同開発、人間中心コックピット設計用シミュレータ開発、各種防衛関係製品開発、直近ではSpaceJetプログラムの型式認定業務に取り組んできた。現在はオントロジー技術と意味的データ相互連用に関する国際標準開発を通じた事業競争力向上のため、ISO産業データ委員会(ISO/TC184/SC4)やオントロジー委員会(IEC/TC3/SC3D)など複数国際委員会のDeputy convenor、Project leader、ExpertやLiaison、また一般財団法人エンジニアリング協会国際標準部会副部会長を務め、日本をルールフォロワーからルールメイカーへと意識変革するルール優位性戦略を推進中。これら功績が認められ、2022年度産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)、2023年一般財団法人エンジニアリング協会より5年に一度の協会功労賞受賞
角田弘子[ツノダヒロコ]
三重大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(医学)。順天堂大学医学部衛生学講座協力研究員、同志社大学社会調査研究センター嘱託研究員、日本ウェルネススポーツ大学スポーツプロモーション学部教授。統計数理研究所国際比較調査班では生活・文化・健康等に関する意識調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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