出版社内容情報
本書は、これからアナログ回路を学ぼうとする初学者のための入門書です。アナログ回路の基礎から実践的な設計手法まで、わかりやすく解説します。アナログ回路は、デジタル回路と相互に補完し合う関係にあり、両者が融合することで、あらゆる電子機器を実現することができるのです。情報のデジタル化を中核とする現代では、デジタル回路設計の需要のほうが高いように感じます。しかし、実際にはアナログ回路設計もできるエンジニアの需要が高く、年々高まっている傾向にあります。本書では、初学者でも理解しやすいように、具体的な例題を通して、アナログ回路の基礎から実践的な設計手法までを一冊で学べる入門書として活用いただけます。
【目次】
1章 アナログ回路とは
1 本書で伝えたいこと
2 アナログ回路を学ぶ意義
3 そもそもアナログとは
4 アナログとデジタル
5 なぜアナログ回路が必要なのか
6 「増幅」をイメージする
7 「フィルタ」をイメージする
8 「整流」をイメージする
2章 アナログ回路の法則と素子
1 オームの法則
2 キルヒホッフの法則
3 抵抗の機能と応用
4 コンデンサの機能と応用
5 インダクタの機能と応用
6 ダイオードの機能と応用
7 トランジスタの機能と応用
8 オペアンプの機能と応用
3章 アナログ回路とデジタル回路
1 信号形式の違い
2 設計と実装の違い
3 ノイズに対する感度の違い
4 応答速度の違い
5 設計の複雑さの違い
6 トランジスタの用途の違い
4章 アナログ回路の主な機能
1 増幅のしくみ
2 フィルタのしくみ
3 発振のしくみ
4 整流のしくみ
5 振幅変調(AM)のしくみ8
6 レギュレータのしくみ
7 アナログ-デジタル変換器(ADC)のしくみ
8 デジタル-アナログ変換器(DAC)のしくみ
5章 アナログ回路の種類
1 トランジスタ増幅回路
2 オペアンプ回路
3 コンパレータ
4 ローパスフィルタ
5 ハイパスフィルタ
6 バンドパスフィルタ
7 バンドストップフィルタ
8 オールパスフィルタ
9 RC発振回路
10 LC発振回路
11 整流回路
12 アナログ-デジタル変換器
13 デジタル-アナログ変換器
6章 アナログ回路設計への扉
1 身近なアナログ回路
2 回路設計の基本ステップ
3 部品選定のポイント
4 部品を購入するには
5 回路シミュレーションを使ってみよう
6 回路の実験に必要な道具
7章 アナログ回路設計の基礎
1 トランジスタ回路の設計
2 オペアンプ回路の設計① 増幅回路
3 オペアンプ回路の設計② 演算回路
4 フィルタ回路の設計
5 発振回路の設計
6 整流回路の設計
8章 アナログ回路で広がる可能性
1 著者のアナログ回路研究
2 プリント基板設計
3 集積回路(IC)の設計
4 アナログ回路設計の未来
内容説明
デジタル時代にこそ必要なアナログ回路の基礎知識。
目次
第1章 アナログ回路とは
第2章 アナログ回路の法則と素子
第3章 アナログ回路とデジタル回路
第4章 アナログ回路の主な機能
第5章 アナログ回路の種類
第6章 アナログ回路設計への扉
第7章 アナログ回路設計の基礎
第8章 アナログ回路で広がる可能性
著者等紹介
野口卓朗[ノグチタクロウ]
博士(工学)。有明工業高等専門学校創造工学科人間・福祉工学系准教授。有明工業高等専門学校電子情報工学科卒業。佐賀大学大学院工学系研究科博士前期後期課程修了。博士課程在学中にITベンチャー企業の設立に携わり、2017年より有明高専寄附講座「人工知能・ビジネス講座」の特命助教として着任。2019年より同創造工学科助教。2024年より准教授。電子回路を専門とし、微小位相差計測回路を用いた膀胱内尿量計測に関する研究に従事。電子情報通信学会会員、IEEE会員、電気学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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