出版社内容情報
仮想化技術はいたるところで利用されています。クラウドサービスなどで、自由度の高いサーバ環境を即座に利用できるのは仮想化技術があってこそです。ソフトウェアで疑似的にマシンを再現したものを仮想マシンと呼び、仮想マシンを実現するソフトウェアをハイパーバイザと呼びます。
本書では、ハイパーバイザをステップアップ式に実装していくことで、ハイパーバイザによる仮想化技術がどのように実現されているのかを理解していきます。ハードウェアデバイスを操作する側、操作される側の両方の実装を行うことで、仮想化技術と密接に関係している低レイヤの技術を深く理解できます。
【目次】
第1章 仮想マシンとハイパーバイザ
第2章 起動してメッセージを出せるようにする
第3章 CPUの仮想化支援機能を使ってみるーメモリを仮想化する
第4章 割り込みの仕組みと仮想デバイスを作る
第5章 割り込みコントローラを制御し、デバイス割り込みを可能にする
第6章 ファイルの読み書きをできるようにする
第7章 初めての仮想マシンを実装する
第8章 Linuxが動作するようにする
第9章 複数のCPUコアを動作させる
第10章 コンソールとマルチ仮想マシンを実装する
第11章 作成したハイパーバイザを発展させるには
第12章 仮想化技術を使いこなす
※内容は変更になる可能性があります。