出版社内容情報
本書の最大の目的は「Microsoftが公開しているAzureの公式ドキュメントに書いてあることがわかるようになる」ことです。
公式ドキュメントは無料でWeb上に公開されていますが、固有のサービス名や専門用語が使われているため、初学者が全体像を把握するには時間を要します。また、クラウドサービスは頻繁に更新され、新機能や新しい考え方が生まれます。
そのため、本書は「すぐにAzureを使いこなす」ことよりも「変化するドキュメントや仕様を理解できる基礎知識を身につける」ことを目指します。
内容説明
あふれる資料から厳選した「情報のハブ」としての入門書。公式ドキュメント理解のガイドブック。インフラの構築、AIアプリ開発で学ぶ!第一線のエンジニアによる、最短で学ぶための道しるべ。
目次
第1章 クラウドサービスとAzureの基礎(クラウドサービスについて知ろう;Azureの基本を知ろう! ほか)
第2章 AzureのIaaSを知ろう(Azure上にネットワーク環境を作りたい;Azure上に仮想マシンを立てたい ほか)
第3章 AzureのPaaSを知ろう(Web上にアプリケーションを作りたい;データを保存したい ほか)
第4章 Azureでシステムを構築・運用しよう(セキュリティ、ガバナンスを強化したい;運用と管理を効率化したい ほか)
第5章 Azureの知識の深め方を知ろう(Azureの知識の深め方を知ろう)
付録 本書をより深く理解するためのMicrosoft Learnトレーニング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuya Sato
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多岐にわたるAzure のサービスの全体像を描いた、まさに地図と言える本。IaaS 、PaaSから最新のAI 関連や分析のサービスまで含んでおり、公式ドキュメントのURL が各項目ごとに記載されているので詳細について知りたいときの助けにもなる。読むだけでなくハンズオンもあるので、実際に試してみて理解も深めることができた。2025/06/10
dahatake
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Azureのアプリを載せるIaaSとPaaS。分析基盤と、セキュリティ・運用までのL150辺りに一通り触れられていて、初学者にはよく纏まっている。ハンズオンのテキスト付きなのもよい。特に、各章を繋いだ「地図」は本書の名の通り、読者の羅針盤となると思う。 クラウドでの設計の助けになると思う。分散アプリケーション設計や、メッセージング設計。分析含めたデータベースのモデリングなどの書籍と併せて読む事をお勧めする。2025/05/06