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出版社内容情報
システム開発が上手くいかないというケースの多くは、要件定義やシステム設計・開発といった工程における活動以前に、「システム企画」の段階で何らかの失敗をしています。経営層が描く事業戦略を正しく捉えられない、業務実態を正確に把握できない、経営層やユーザーの本音を引き出せない、顧客のビジネスに関する知識が不足しているなど理由はさまざまです。ビジネス、経営に関する知識は多岐にわたり、顧客のビジネス全体や経営全般をシステムエンジニアがすべてマスターするのは簡単ではありません。自分のやり方が正しいかどうか不安を感じているシステムエンジニアも多いのではないでしょうか。
こうした業務を得意としているのは経営コンサルタントです。そこで本書では、「経営コンサルタントが、どのような観点・どのようなやり方で顧客のビジネスを捉えているのか」という視点から、システム企画においてやるべきこと・考えるべきことを整理し、失敗しないポイントをわかりやすく解説します。
内容説明
情報システム開発を成功に導く実践ノウハウ満載!「ビジネスに強い」システムエンジニアになる!顧客のビジネスプロセスをどのように改善すべきか。経営層との良好なコミュニケーションを行うには。適切なヒアリング対象部門・対象者選定のポイント。業務実態を適切に把握し、経営課題を抽出するには。従業員や部門長の本音/真のユーザーニーズは何か。
目次
第1部 システム企画と経営コンサルタントの視点(システム企画の役割とその難しさ;システム企画を成功に導く「経営コンサルタントの視点」)
第2部 システム企画の基本(事業概要を把握する;ヒアリング部門を選定する;業務実態を把握し経営課題を抽出する;業務の改善案を検討しシステム企画書にまとめる)
第3部 システム企画を深堀りする(経営戦略支援の機能を深堀りする;経営層と良好なコミュニケーションを行う;ユーザーニーズの実態を見抜く)
著者等紹介
隈正雄[クママサオ]
筑波技術大学名誉教授、博士(筑波大学)、日本生産管理学会副会長。大学卒業後、現りそな銀行に入行し融資や営業等の業務及びシステム開発業務に従事。現りそな総合研究所では、株式上場を目指す企業等の全社の業務改革や基幹業務システムの企画などのコンサルティング業務に従事。その後、筑波技術大学、淑徳大学で経営情報学の教育に従事するとともに、業務改革やシステム化、最近ではDXの研究に従事。また、筑波技術大学と淑徳大学で学部長に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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