出版社内容情報
データサイエンスや人工知能への関心の高まりとともに、データを読み取る能力の重要性が高まっています。データサイエンティストでなくても、「最近行った販促活動は売上につながっているのか」「広告や報道、SNSに出てくるグラフの読み取り」「ネットの情報の真偽を確かめる」など、私達は仕事や日常で多くのデータを扱っています。
本書は、数学が苦手な人にも馴染みやすい身近な例からデータに関する基本を学び、数字に強くなり、データを正しく読み取る事ができるようになるための書籍です。
内容説明
データをうまく活用するための1冊。基礎から学んでデータと数字に強くなる!グラフや表に騙されず正しく読み取る能力が身につく!
目次
第1章 データとは―データを基にして考える
第2章 データには種類がある―種類でわかる数値の意味
第3章 正確な数字と大まかな数字―オーダーと有効数字
第4章 デジタル化すれば便利になる?―アナログとデジタル
第5章 平均値は真ん中の値?―データの特徴を数値で表す
第6章 データどうしの結びつきを考えよう―因果関係を疑う
第7章 ひっかけグラフにご用心―グラフを読み解くポイント
第8章 データリテラシーを身につけるために―データ社会の処世術
著者等紹介
阿部圭一[アベケイイチ]
名古屋大学大学院博士課程修了、工学博士。静岡大学、愛知工業大学を経て、現在はフリー。静岡大学名誉教授。専門は情報学、情報教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
らぐ
3
暇つぶしで大学図書館にあった本書を適当に流し読み。本当に入門としてはいいかもしれない。機械学習・統計とかのデータサイエンスというより情報リテラシー的な内容な印象。生成AIが当たり前になった現在の情報社会では、この本の内容ぐらいは理解してくれないと会話が成り立たないと思う。2025/11/03
ヒラマサ
2
タイトルから期待される内容が過不足なく解説されている。入門にピッタリ!2025/04/10
n-shun1
2
図書館のオススメから。第5章「平均値は真ん中の値」と第6章「データどうしの結びつきを考えよう」,第7章「ひっかけグラフ」にご用心は必須内容(高校生なら知っているレベル)だろう。情報が氾濫し,アテンションエコノミーと呼ばれる時代だから,データ(情報)の読み取り力(吟味力)は自分を守るために必要な力だ。算数数学ができなくても理解できる内容なので,算数数学嫌いな人でも先入観で拒否せずに,触れられる機会があるといいのだろうな。2024/12/06
す○○
1
分散、標準偏差、正規分布等を分かりやすく解説してくれる本かなと思い手に取ったが手前で終わっていたので文字通り入門以前の内容。本書の肝は最終章。昨今巷間を賑わせているマスコミVS.ネットニュースやゆとり教育等最近のトピックを交えている。結論は「データに頼りすぎるな」「情報の取り過ぎを減らそう」。エコーチェンバー現象やフィルターバブルなど最近気になるワードを書籍の文中で読んだのは初めてかもしれない。2025/04/30
Nobuya
1
新入社員の教育用に使えるかと思って読んでみた2025/04/02




