データモデリングでドメインを駆動する―分散/疎結合な基幹系システムに向けて

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データモデリングでドメインを駆動する―分散/疎結合な基幹系システムに向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784297140106
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3055

出版社内容情報

本書のテーマは「データモデリング」と「基幹系システム」です。
Web上で台頭しつつある新たなビジネスは、新たな基幹系システムを必要としています。一方、既成ビジネスでは、モノリシックで硬直的な基幹系システムをしなやかな姿に変えていく必要があります。
基幹系システムの中核には「構造化されたビジネス記録」=「帳簿」があります。そのデザイン、つまりデータモデリングがいずれの取り組みにおいてもカギですが、データモデリングが真価を発揮するには、その知識体系を現代的に仕立て直す必要があります。
本書では、「活動のシステム」と「経営管理のシステム」という線引きを導入し、2つの領域で異なる帳簿特性を踏まえて、分散/非同期/疎結合な基幹系システムのための実践的データモデルを詳説します。さらには、データモデル理論の基礎にも新たな光をあてて、論理削除、テーブル分割、履歴管理といった共通論点に解決の糸口を提供し、支持を得ているドメイン駆動設計との関係性を探究します。

内容説明

本書のテーマは「データモデリング」と「基幹系システム」です。Web上で台頭しつつある新たなビジネスは、新たな基幹系システムを必要としています。一方、既成ビジネスでは、モノリシックで硬直的な基幹系システムをしなやかな姿に変えていく必要があります。基幹系システムの中核には「構造化されたビジネス記録」=「帳簿」があります。そのデザイン、つまりデータモデリングがいずれの取り組みにおいてもカギですが、データモデリングが真価を発揮するには、その知識体系を現代的に仕立て直す必要があります。

目次

第1部 基幹系システムとデータモデルの現在的意義(基幹系システムとデータモデリング―新たなビジネス、新たな帳簿デザイン;基幹系システムの構造―活動のシステムと経営管理のシステム;基幹系システムの設計アプローチ―帳簿のデザインとデータモデリング)
第2部 データモデリングの実践(活動のシステム(SoA)―残概念に基づく業務・帳簿の分割
経営管理のシステム(SoM)―多次元、バージョン、ビジネス・ルール
会計から生まれ、会計に回帰する―SoAとSoMの分離、帳簿の純化と進化
ソフトウェア設計とデータモデル―用途から道具への転換)
第3部 分散/非同期/疎結合の基幹系システムへ(帳簿の分割と結果整合性―分散/疎結合な基幹系システム;マスターの共有―エンティティとロール方式;SoAとSoMの疎結合化―変わるものと、変わらぬもの)
第4部 モデリングのファウンデーション(データモデリングの基礎理論―図的記法とメタモデル;偶有的複雑性に対処する―論理削除、テーブル分割、時系列データほか;概念/論理/物理データモデル―ただひとつのデータモデル;データモデルとドメインモデル―ドメイン駆動設計への共感と批判)
終章 ドメインを駆動する設計
付録 主キー値集合を用いたリレーショナルモデル

著者等紹介

杉本啓[スギモトケイ]
株式会社フュージョンズ代表取締役CEO。プログラマー。コンサルティング会社アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア/PwC)にて、生産管理、会計およびそれらの周辺領域で、システム開発/業務改革プロジェクト多数を推進。連結会計パッケージソフトウェアの開発責任者を務める。独立して経営管理クラウドfusion_placeを開発。事業展開のためフュージョンズを創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんばら

3
肉厚だったが、面白かった。まえがきにも有る通り、業務システム・基幹システムを捉え直すうえで、今一度データモデリングの重要性を捉え直そうという試みの書。タイトルと目次をざっと見た時は全体像を想像しきれなかったが、読み終わってからタイトルと副題を見ると、著者の経験に裏打ちされた主張がしっかり込められている。とはいえ要求されている前提知識も内容も肉厚で、自分の実力で咀嚼しきれた自信はまだない。2024/05/05

けんじー

2
読み慣れていないジャンルではあったが、読み飛ばさず、むしろ丁寧に読んだ。さらに、著者の特徴として、曖昧さを排除した正確なな表現を好むので、回りくどい言い方が多く、一言ずつ区切りながら、頭に入れ込むような読み方が求められる。とても時間がかかった。 後、1,2冊このジャンルを読んでみるか。2024/12/31

konomichi

2
昨今の巨大ERPパッケージに頼らず、あるべき基幹システムをどう作る?という、SAP、およびSAP導入コンサルたちへのアンチテーゼとしての、データモデリング論。でも、ソフトウェア工学屋、オブジェクト指向屋としては、RDBMSを前提としたデータモデリングでしかなく、疎結合と言いつつ、RDBとは密結合なのが気に入らん。でも、ERPを自前で作るには?というテーマの本ってないのである意味貴重、ではある。このレイヤーの文献がもっと増えて然るべきだけど、世の中、思考停止だから、SAPだらけなんだよな。2024/06/30

たぬき

2
DOA→OOA→DDDとか、各思想がまともに受け取られずに新しいものに飛びついたり、XXは終わったふうの目立ちたいだけの記事が多く見られるなか辟易していたところに、ようやくのこの著作。著者なり経験に基づくバイアスもいっぱいかかっているが、それが実践、応用例でもあり、味になっている。2024/04/13

tricky_monkey

1
★5 データモデリングを軸に基幹系システムをデザインするという新しい設計アプローチを提案した意欲作。実世界と帳簿の概念構造には隔たりが発生すること、帳簿とデータベースの設計にも隔たりがあることを看破し、実世界、ソフトウェア実装と独立した層を意識した設計が必要ということを唱え、その鍵としてのデータモデリング、帳簿について言及している。日本の技術書は、既存技術の解説が主で独自の提案が少ない印象だが、この本は帳簿を切り口に新しいパラダイムを起こそうとしているのが非常によく、また内容も非常に練られている。良書。2025/01/18

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