出版社内容情報
音についての基本説明、エレベータやヘッドホン、冷蔵庫、鉄道、建物など様々な分野で実用化されている騒音振動を制御する技術を概説
内容説明
吸音材やダンピング材などを使用した受動的(パッシブ)な消音・制振対策やディジタル信号処理を用いた能動的(アクティブ)な騒音・振動制御、適切な付加音やリズムの改善など、「快音」を目指すための技術と理論を分かりやすくまとめました。エレベータやヘッドホン、冷蔵庫、鉄道、建物、自動車、カメラ、コピー機など、さまざまな分野で採用されている静音・快音のための技術を具体的に解説し、これらの技術の基礎となる音響・振動、ディジタル信号処理の基礎理論まで概説した一冊です。
目次
第1章 音と人間とのかかわり
第2章 静かな音環境づくり―音響・振動能動制御技術
第3章 快適な音環境づくり―快音化技術
第4章 受動・能動制御技術の基礎
第5章 能動制御技術の展開
第6章 制御のためのディジタル信号処理
著者等紹介
加川幸雄[カガワユキオ]
東北大学大学院工学研究科(電気および通信工学)修了。工学博士。Brooklyn Polyt.Inst.(Mech.Engg.)、Norges Tekniske Hoyskole,(Akustik Inst.)、Southampton Univ.(Inst.of Sound and Vibration Research)などの研究員を経て、富山大学教授、岡山大学教授、秋田県立大学教授を歴任。その間、Indian Inst.Tech.(New Delhi)、Univ.of New Southwales、中国科学院(音響研究所)客員教授、蘭州大学客員教授、日本大学講師・研究員(生産工学部非常勤)などを務める
戸井武司[トイタケシ]
中央大学大学院理工学研究科精密工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。電機メーカ研究所勤務後、2004年より中央大学理工学部教授。2004‐2005年KU Leuven客員教授。感性を考慮した快音設計、快適な音環境創造や機能性音響空間“スマートサウンドスペース”に関する研究などに従事
安藤英一[アンドウエイイチ]
芝浦工業大学工学部電子工学科卒業後、島田理化工業株式会社入社。博士(工学)岡山大学。2003年同社技師長。2008年より中央大学理工学部教育技術員、(財)小林理研非常勤研究員。2011年より芝浦工業大学工学部非常勤講師、中央大学理工学部共同研究員。主として超音波応用機器の設計および数値解析の研究に従事。1989年第20回石川賞(企業部門、財団法人日本科学技術連盟)加川幸雄との共同受賞
堤一男[ツツミカズオ]
熊本大学大学院工学研究科(電子工学)修士修了。熊本電波工業高等専門学校(現熊本高等専門学校)教授。スウェーデン王立工科大学音声通信研究所研究員(文科省在外研究員)、インドネシアスラバヤ電子工学ポリテクニック国際協力長期専門家(国際協力事業団)。博士(工学)岡山大学。2007年熊本電波工業高等専門学校名誉教授。主な研究分野は音声情報処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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