出版社内容情報
生活・産業のインフラとして安定した需要があり、就業先として人気なのが電力・ガス業界です。公共性を備えながらも、小売自由化で多くの企業が参入し、競争が激しくなっています。巨大な設備やインフラを維持し、運営するための組織や仕事は、周辺産業を含めて多くの雇用を抱えていますが、外からは見えにくい構造です。国際的な潮流で、再生可能エネルギーの拡大、環境問題への対応、災害に対するリスク管理など、企業としてのコンプライアンスもかつてなく重視されています。持続可能な成長のために、また国際情勢の影響を抑えるために、1つの資源に依存しないエネルギーミックスは国家的な戦略です。自由化が進み、送発電分離へと規制が動く中、国民生活を支える電力・ガスはこれからも安全で安定に供給され続けるのか、業界のしくみと仕事、そして将来の展望がわかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマノサカホコ
6
東大阪市図書館。私たちの生活に欠かせないエネルギー。個人投資家視点で読んでみた。電力は20兆円の市場規模。EV普及の課題は充電インフラの整備で2030年までに15万基を設置すると日本政府は目標に掲げている。日本主導はCHAdeMO規格。都市ガスとLPガス合わせて約9兆円市場で都市ガスは横ばいでLPガスについては減少傾向。電力事業への参入などに活路を見出す。海外展開加速。LNGバリューチェーンと主なステークホルダー採掘企業、輸送企業、製造企業、供給企業、小売企業。登場企業はX(旧Twitter)にて2024/03/09