出版社内容情報
Microsoft AzureはChatGPTをはじめとするOpenAIモデルを利用できる、現在唯一のパブリッククラウドサービスです。本書はLLM(大規模言語モデル)に興味があるITエンジニアを対象に、AzureからOpenAIモデルにアクセスできる「Azure OpenAI Service」を使い、ChatGPTを利用した社内AIシステムの開発と導入を実現してもらうのが目的です。
前半では、生成AIとChatGPTモデルの基本的な概念とその仕組みを解説します。また、Azure OpenAI Serviceの概要と具体的な利用方法を解説し、プロンプトエンジニアリングについても紹介します。後半ではChatGPTを利用する社内システムの開発手法について、実際にAzure OpenAI Serviceを使いながら学んでいきます。RAGを利用した社内文章検索システムの実装を経て、LLMを組み込んだアプリケーション(Copilot)の構築へとステップアップしていきます。また、Azure OpenAI Serviceの利用におけるガバナンス実現に必要な共通基盤化と責任あるAIについても解説しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶう
9
今流行りの「LLM+RAG」やってみようと思い「LangChain完全入門」、「ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門」、「Azure OpenAI ServiceではじめるChatGPT/LLMシステム構築入門」を並列に読んでみた。コードを書いてちゃんと実装するのであればLangChainをしっかりと理解する必要があるが、Azureを使えばいくつかのサービスを組み合わせるだけで、簡単に作れてしまう。コードを書くとメンテナンスも必要になるから、書かずに作るのアリだと思う。2024/03/12
Thinking_sketch_book
6
★★★★☆ 自分にとってはちょうど良いレベルの本でした LLMやRAG、オーケストレーターの説明から開発運用時にどうやって作り、評価し、改善するか、またコストを考えて運用するかの概要が分かります 社内データなど特殊なデータを使って検索システムを作りたい人にちょうど良いと思いました2024/04/06
しお
5
マイクロソフトのAzure OpenAI Serviceのハンズオンテキスト。LLMの基本的な用語や同社特有の考え方の理解に有益でした。他方、LLMの原理や特徴については付録での説明にとどまっているので、それらを学びたい方は2023年7月に発売された「大規模言語モデル入門」も合わせてよむと良い。2024/03/19
PenguinTrainer
4
Azureを用いて、LLMを使ったサービスを作る方法がハンズオンで書かれた本。 ただ単調に手順が描かれいているのではな、どうなっているのか、どういうサービスを使うのか、深層学習どう発展して今のtransformerに辿り着いた化などの技術的な内容も少し書かれており大変興味深かった。2024/07/22
rt
2
とりあえず概要を押さえた。個人利用できるとなお嬉しい。2024/05/26
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