出版社内容情報
「リスク」という単語は日常生活でもよく用いられており、感染症関連の話題でもよく聞く単語です。公衆衛生における有害物質による健康被害や病原体の感染などに関して、統計を使ったリスク管理方法がWHO等によって確立されています。産業においても製品の故障や不良などに関する統計による品質管理、リスク管理に関してISO等によって定められており、医薬品や食品、工業製品などで導入されています。本書では統計学の基礎からリスク解析の際に主に使われるベイズ統計を解説します。そしてリスクに関して具体例や問題とともに安全管理や品質管理の手法について、数量的な扱いを学んでいきます。ExcelやRを使った解析についても紹介しています。
内容説明
リスク解析に必要な知識を初歩から解説!品質管理、リスク評価のための解析手法や、ExcelやRによる解析など実践的な内容を収録!
目次
第1章 確率
第2章 確率変数と確率分布
第3章 標本と母集団
第4章 統計学的解析手法
第5章 ベイズ統計学基礎
第6章 確率過程
第7章 リスクとリスクアナリシス
第8章 リスク評価
第9章 製品の安全及び品質管理方法
第10章 サンプリングプラン
著者等紹介
藤川浩[フジカワヒロシ]
東京農工大学名誉教授、理学博士。専門は食品衛生学、公衆衛生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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