出版社内容情報
本書は、Fluentdについて網羅的に解説した書籍です。
Fluentdは、ログやそのほかのデータの収集および集約、転送、変換、保存を実現するためのソフトウェアです。すでに多くのユーザーに利用されているほか、Kubernetes環境におけるデファクトスタンダードなログ収集方法として扱われています。そのため、AWS、GCPおよびAzureといったクラウド環境においても標準的なツールとして使われています。
本書は、Fluentdがデータをどのように処理しているかから、内部構造やプラグイン機構の詳細、プラグインの開発方法までを網羅的に記述しています。筆者はFluentdの初期からのユーザーであり、Fluentdの主開発者の一人でもあるため、ユーザーとして必要な事項を開発者の視点から解説できているはずです。
内容説明
多種多様なログ処理のための拡張性と信頼性。開発者自らによる、設定・運用・拡張手法の集大成。
目次
Fluentdとは何か
Fluentdのインストール
Fluentdのシステム設定
設定ファイルの書式と構造
プラグインの基本
イベントデータ
プラグインごとの役割
組込みプラグイン
本番環境における構成と運用
プラグイン開発の基本
プラグインの設定
プラグインごとの開発手順
プラグインのテスト
プラグインヘルパー
Fluentdの通信プロトコル
著者等紹介
田籠聡[タゴモリサトシ]
プログラマーとしてlivedoor、LINE、Treasure Dataなどで働いたのち、現在は独立してサービス開発や技術顧問などを行う。データ分析基盤関連のほか、WebアプリケーションやITインフラなどの技術にも携わる。ほかにISUCONの発案と発起など。Fluentdを含む多数のOSSプロジェクトのコミッター、メンテナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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