出版社内容情報
ビジネスパーソンに向けた、脱Excel、プログラミングの入口につながるRでのデータ分析入門書!
日々の仕事の中で、こんな作業はありませんか?
・表データに決まった手順でフィルターをかけて、それをグラフにする
・複数のExcelファイルを1つのExcelファイルにまとめる
・定型のPowerPointを作成する
単純なデータの加工や集計はExcelで事足ります。ただ、複雑な処理や繰り返しの処理が必要となったときには、より高度な関数やマクロを使いこなす必要が出てきます。
本書はマクロを含め、プログラミングにまったくふれたことがない人を対象に書かれています。Rの本としては珍しく、数式も統計学も出てきません。文系出身の普通のビジネスパーソンでも、普段行っているデータの加工がより楽に、効率的にできるようになります。
Rは、統計処理に特化したプログラミング言語と言われています。1990年代に作られて以降、統計だけでなくさまざまなところで利用されています。
表形式のデータを自由自在に加工・集計できる機能も含まれており、プログラムを書いてデータを取り扱うことができるというその性質から、ルーチンワークやたくさんのデータを処理する際に使われてきました。その便利さは、Excelの比ではありません。
本書は、オンラインコースのUdemyでベストセラーとなっている著者の人気コース「医師が教えるR言語での医療データ分析入門」をベースとし、Excelでのデータ加工と集計に特化して作成されました。オンラインでのレクチャー同様、「語りかける」ように解説します。
著者は企業の産業医をするかたわら、データの処理や分析を行ってきました。その中で、Excelより効率的にデータの加工・分析ができる、Rと出会いました。Rを普及させたい! そんな思いで本書を執筆しました。
Excelより効率的にデータを加工して、周りと差をつけたい。プログラミングに興味あるし、実務にも生かしてみたい。そんなあなたに、本書は最適な導入となるはずです。
内容説明
Excelユーザー必見!データを効率的に処理する方法を伝授。Rの導入・基礎からデータ加工・集計・レポーティングまでを解説。独学でRをマスター。
目次
RとRStudioの基礎
Rの機能
Excelファイルのインポート
データ加工に適したTidyデータ
データ加工に必要なパッケージ群「tidyverse」
列の加工
行の加工
文字を自由に操る正規表現
カテゴリカルデータのための因子型
条件別による列の加工〔ほか〕
著者等紹介
西田典充[ニシダノリミツ]
医師・日本産業衛生学会認定、産業衛生専門医。労働衛生コンサルタント。労働衛生機関に勤務するかたわら、2016年から2020年まで大学発のベンチャー企業でRを利用した医療データの前処理、分析、レポーティングシステム開発に携わる。2018年よりUdemyでRを普及するためのオンラインコースを公開。2019年より大規模病院において、臨床研究に関わるデータの加工、抽出などについてのコンサルティングを行う。2021年からは企業の専属産業医として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。